2012年7月26日木曜日

ダークナイト (2008/米)

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール / ヒース・レジャー / アーロン・エッカート / マイケル・ケイン / マギー・ギレンホール / ゲイリー・オールドマン / モーガン・フリーマン / モニーク・ガブリエラ・カーネン / ロン・ディーン / キリアン・マーフィ / チン・ハン / ネスター・カーボネル / エリック・ロバーツ / リッチー・コスター / アンソニー・マイケル・ホール / キース・ザラバッカ / コリン・マクファーレン / ジョシュア・ハート / メリンダ・マクグロー / ネイサン・ギャンブル / マイケル・ヴィオー / マイケル・ジェイ・ホワイト / ウィリアム・フィクナー / エディソン・チャン



悪に立ち向かうデント検事の活躍めざましいゴッサム・シティ
そんな中、独自に悪を懲らしめるバットマンにジョーカーと名乗る異常犯罪者が立ちふさがり…

ライジング前に過去のやつを観ておけよ、てめえこの野郎シリーズ
色々と賛否が両極端な意見があるような感じのこの作品、実際に観てみるとなんとなく意見が割れるのも理解できるような内容でしたね
びっくりするくらいビギンズの続きを当たり前のようにはじまるってのは、しょうじき初見の人は完全に置いてけぼりなんじゃないかな
「ダークナイト」を受けての「ダークナイト・ライジング」だったらいきなりライジングから観ようって人も少ないだろうけど、「バットマン・ビギンズ」を受けての「ダークナイト」だと続編だってことすら気づかない人もいるんじゃないのかな、と
で、話題になってるからって「ダークナイト」を観てみたら、なんか微妙についていけなくてイマイチな印象を受けるかも

ストーリー的には異常犯罪者であるジョーカーのしかけた罠にバットマンが立ち向かう、というもの
でも街では犯罪と戦う精神が根付いてきており、悪に屈することのない力強い検事もあらわれた・・・そんな中で自分の存在意義も薄らいできたかな、ってことをバッツさんは気にするお年頃
バットマンさんのあいも変わらず不殺のルールにのっとって、超人ではないあくまでハイテクスーツに身を包んだ人間として生傷の絶えない戦いを続ける姿はカッコいいですね
それと同じくらいに、これでもかってほど悪の魅力をふりまくジョーカーさんが素敵すぎる
ぶっちゃけどう見てもバットマンさんがジョーカーさんに勝てる気がしない

この作品の見所は完全にジョーカーさんの卑劣な罠を楽しむってとこにつきますね
正義と悪、優勢と劣勢がころころかわる、いまが表なのか裏なのかだんだんと混沌としてきて分からなくなってくるのが不思議と気持ちいい
出てくるキャラもいい味のヤツばっかりで、中でもクライマックスに出てくる囚人のセリフと行動は思わずケツの穴がきゅんとなっちゃいそうなくらいカッコいいわあ
いや、そっちの趣味はないッスよ。いちお

でも最後まで観ると、なんとも中途半端なもやもやした気持ちが拭えないまま終わってる感じがするんですよね
ジョーカーさんとのバトルの決着が不完全燃焼というか、バットマンさんがなんかキレイにまとめようとしてるんだけど、どうみてもジョーカーさんの勝ちエンドにしか見えないんだわ
バットマンさんがゲームに勝って勝負に負けた、みたいななんともすっきりしない終わり方は狙ってるのかなあ

これだけは言えるけど、最後の最後で完全にジョーカーさんをいかしきることなく終わっちゃった感がする、そんな一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:バットマンがやったことにした方が混乱が大きくないか?




ダークナイト 予告


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