2013年2月1日金曜日

ダイ・ハード3 (1995/米)

監督:ジョン・マクティアナン
出演:ブルース・ウィリス / ジェレミー・アイアンズ / サミュエル・L・ジャクソン / グレアム・グリーン / コリーン・キャンプ / ラリー・ブリッグマン / アンソニー・ペック / ニック・ワイマン / サム・フィリップス / ダリル・エドワーズ

爆弾テロ犯から名指しでゲームのような要求を突きつけられるジョン警部補
ハーレムで偶然に出会った黒人の一般人を巻き込んで街をはしる

ラスト・デイまでに過去シリーズをってわけで3作目
4.0は未鑑賞なのでアレですが、シリーズ中で一番印象深い始まり方として記憶に残っております
その始まり方だけ、ですがね
なにはともあれ「おまえに何が起こったんだ」ってくらいにいっきにブルースがおっさん化
劇中の役柄であるくたびれてる警部補っぷりがしっくりきすぎです

話的には謎の爆弾テロ犯から警察に電話が入り、主人公が名指しで犯人から次々に指示&問題を出され、答えると次の場所へって感じでサスペンスタッチに序盤は展開
最初の指示の場所で偶然に出会った黒人の一般人も巻き込んで、時にはタイトな時間制限、時には引っかけ問題、と街中を走り回ってふたりで犯人の指示をクリアしていく
そうこうしてる間に犯人の思惑が明らかになり…みたいな内容ですね

主人公と一般人の即席バディ謎解きアクションな序盤と、犯人を追う主人公と謎解きに回る一般人というダブル主人公行動の広がりある動きは楽しい
だけど、どうにも犯人の思惑があらわになってきてからが「なんだかなあ」な展開に
知能的で過去と関連のある魅力的になる要素満載な主犯格の犯人なのに、画面に現れて動きだせば出すほどイマイチな存在化してきますね
計画はずさんだし、展開的にもなんか主人公に都合の良い流れになるし…

作風的には2の正統進化というか、スピード感重視のいきおいで誤魔化す派手で脳筋なハリウッドアクションになってるかなあ
アクション映画としてはそこらのハリウッドアクションものとしてはおもしろい部類に入るんだけど、どんどん1の時のような「アクションだけじゃない」というプラスアルファの要素が薄まって骨太感がなくなってきてる気がしますね

話が進めば進むほど、クライマックスに近づくにつれて派手なだけの普通アクションになってる、そんなイメージがしてせっかくの犯人との序盤のやりとりのおもしろさが生きてきてなくて勿体ない作品
そこをわりきって単体のアクション映画、として観れば2と同様に十分おもしろいですが

個人的評価:75点
オススメ度:運が悪い、とはちょっと違う気がするわな




ダイ・ハード3 予告


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