2013年2月18日月曜日

ゼロ・ダーク・サーティ (2012/米)

監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェシカ・チャステイン / ジェイソン・クラーク / ジョエル・エドガートン / ジェニファー・イーリー / マーク・ストロング / カイル・チャンドラー / エドガー・ラミレス / ジェームズ・ガンドルフィーニ / クリス・プラット / フランク・グリロ / ハロルド・ペリノー / レダ・カテブ / ジェレミー・ストロング / スコット・アドキンス / マーク・デュプラス / シモン・アブカリアン / アリ・マルヤル / ヘンリー・ギャレット / ホマユン・エルシャディ / ジュリアン・ルイス・ジョーンズ

CIA所属のマヤは911テロを受けてサウジ・グループの調査をすることに
しかし、わらの山から針を探すような仕事はうまく進まず・・・

実際のできごとをベースにしたドキュメンタリー風の作品と言えばそうなんですが、けっこうエンターテインメントしてるところもあり、思ったほど堅苦しさはありませんでしたね
クライマックス以外はそんなに過剰な演出というわけでもないので、単純な娯楽作品というわけでもなく、バランスの良い一本の映画としてひじょうに楽しめました

基本は主人公が地道に情報収集する話ですが、月日が経つにつれて状況やらなんやら変わっていくさなかでままならない調査に頭を悩ませる、と
わずかな情報から物事が進展したようでそうでもなかったり、時としてそこが生と死の隣り合わせの場所であるとあらわす展開があったりと、ベースは地味ながらまったく退屈することなく楽しめますね
当時、ニュースなどで知った内容を扱ってることもあり、しかも堅苦しさがないのでけっこうリラックスして作品に集中できます

これはちょっと人によって感じるところが違うかもしれませんが、クライマックスの展開が独特でしたね
ネタバレになるかどうか微妙だけど、まさかのまったく違う雰囲気の展開がはじまるとは、みたいな
ドキュメンタリー、ドラマ、サスペンス、アクション・・・ホントにこの映画を一本みればお腹いっぱいになりますね

ただこれは個人的にちょっとアレかな、と思ったのは年月の流れの表現がちょい浅くて歴史の積み重ねがじゃっかん軽い気がしないでもない
あとは主人公マヤの容姿がキレイすぎないかな、と
もっと汚いとは言わないけど、イメージ的に無骨でクールな男女みたいな方がしっくりくる・・・と思う

まあ、なにはともあれその尺の長さもありますが、胃もたれ一歩手前、腹9.8分目くらいまで満たしてくれる作りに満足な一本でした

個人的評価:90点
オススメ度:まあ、アメリカ万歳映画かもしれんね



ゼロ・ダーク・サーティ 予告

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