2013年2月18日月曜日

レッド・ライト (2012/米・スペイン)

監督:ロドリゴ・コルテス
出演:ロバート・デ・ニーロ / キリアン・マーフィ / シガーニー・ウィーヴァー / トビー・ジョーンズ / エリザベス・オルセン / ジョエリー・リチャードソン / クレイグ・ロバーツ / レオナルド・スバラグリア / アドリアーニ・レノックス / バーン・ゴーマン

超常現象のトリックを暴き続けるふたりの物理学者トムとマーガレット
そして30年前に引退した伝説の超能力者が復帰するニュースがあり・・・

世にはびこる超常現象をネタにするエセ超能力者、エセ霊能者のトリックをバッサバッサとあばきまくる
最初から最後までどことなく「おちゃらけ要素のない堤幸彦」っぽい雰囲気がする作品ですね
世間的には評価がアレだけど、個人的には「フォーガットン」っぽくもある気がしました
オチがみえてくるまではホントにおもしろいんですが、なんか最後にひどくもやもやしますね

次々に超常現象のトリックを見破っていくふたりの物理学者、その前にたちふさがる最強の超能力者サイモン・シルバー
なにやらそれぞれに過去の因縁もあるように見受けられ、はたしてふたりはサイモンのトリックを見破れるのか?それとも彼は本物なのか?
という内容ですが、サイモンが本格的に動き出すまでちょっと時間をかけすぎてて、それゆえにじゃっかん序盤が退屈かもしれません
だけどサイモンが本格始動してからは面白くなるので、それまで我慢ですね

タイトルである「レッド・ライト」、オチに結びつく小さな伏線は思い返してみればけっこうちりばめられており、それが観てる間はずっと素直に画面で起きている事象を受け入れられない「小さな引っかかり」として作用するのがいい
サイモンにだけではなく、トムやマーガレット、それぞれの関係に対しても常に「いや、でもこれぜったい何かあるだろ」と最後まで緊張感が持続します

それだけにオチがついたときの「ん?」というもやもや感がもったいない
ちょっと冷静に前後の展開を思い返せば「ああ、そういう流れで」と理解もできるけど、そこはもっと分かりやすくすっきりとみせてほしかったかなあ
そのもやもや感が最後の最後で作品の雰囲気を邪魔しちゃってて、けっきょく「うーん、なんか微妙?」という印象を植え付けちゃってるかも

終わりよければすべてよし、と言いますが逆をいえば着地がしまらないとそれまでのことが台無しに・・・ってね
まあ、ぶっちゃけオチじたいも「はあ?ふざけんな」と思う人もいるでしょうし、そういう意味でけれんみのあるB級映画として楽しみましょう

個人的評価:75点
オススメ度:サイモンの昭和っぽい超能力ショーが懐かしいわ



レッド・ライト 予告

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