2013年2月24日日曜日

横道世之介 (2012/日)

監督:沖田修一
出演:高良健吾 / 吉高由里子 / 池松壮亮 / 伊藤歩 / 綾野剛 / 朝倉あき / 黒川芽以 / 柄本佑 / 佐津川愛美 / 堀内敬子 / 大水洋介 / 田中こなつ / 江口のりこ / 眞島秀和 / ムロツヨシ / 黒田大輔 / 渋川清彦 / 広岡由里子 / 井浦新 / 國村隼 / きたろう / 余貴美子

大学に通うために上京してきた横道世之介
彼は出会った人々が思い起こした時、自然と笑顔になれる男だった

横道世之介というキャラが世の中を、彼に関わった人をみんなちょっとだけハッピーにしていく、そんな心温まる系な作品・・・のようで、あんまりそうじゃなかったかな
というのが個人的な感想
確かになにげない日常はおもしろおかしくて、主人公を見てるだけで笑顔になれる
だけど、なんというか、鑑賞後に「ああ、よかったー」みたいな気持ちよさがないかな

内容的には昭和なちょっと懐かしい時代の大学生の青春ドラマで、主人公を中心として関わった友人たちの物語を連ねていきつつ、主人公じたいの物語も進んでいくみたいな感じ
ホントにびっくりするくらいなんてことはない日常の話で、クセのあ登場人物たちが生きている箱庭を観察してるみたいな作品、という印象がしましたね
意外と主人公の横道世之介そのもののキャラは強烈じゃなく、作中でもあるけど「笑っちゃうくらい普通」な存在
ゆえに破天荒な行動で肩の凝った世界をもみほぐすみたいなものを期待してると肩すかしかもしれません

基本的に世之介の大学生時代の生活と、そこに関わってくる登場人物の細かいエピソードの連続ですが、なにげない日常がなにげなさすぎてしょうじき退屈と感じるシーンも多い
もちろん自然と笑顔になれるシーンも多いんですが、どうしても良い部分より悪い部分の方が浮き出ちゃってる感じがします
まあ、そこら辺はこういう日常系が肌に合うか合わないか、という趣味の問題かもしれませんが

どたばたコメディというほどでもなければ、地味にじわじわくるでもない、どっちつかずな感じがしないでもない一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:とりあえず無駄に長いわ



横道世之介 予告

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