2013年2月12日火曜日

脳男 (2013/日)

監督:瀧本智行
出演:生田斗真 / 松雪泰子 / 江口洋介 / 二階堂ふみ / 太田莉菜 / 大和田健介 / 染谷将太 / 光石研 / 甲本雅裕 / 小澤征悦 / 石橋蓮司 / 夏八木勲

世間を騒がせる爆弾魔事件の小さな手がかりを警察がつかみ、ある倉庫で不審な男を逮捕する
男はいっさいの感情を表にださないため精神鑑定をうけることになり・・・

なんというかタイトルに偽りなしというか、ホントに「脳男」についての設定を一本の映画作品として語ってたな、という印象が強い
予告編から分かる通りかなりマンガチックな雰囲気で、その状況でそんなもんなのか?というシーンも多くてリアリティは低め
青年誌のダークヒーローもののマンガを読んでる感覚に近い

爆弾魔事件で怪しい男を逮捕したけど、なんか無感情でどうにもこうにもいかないから精神鑑定しようぜ
うーん、全体的に特に異常はないんだけど、明らかに行動とか言動が普通じゃないよなあ
と、いろいろと逮捕した男、自称鈴木一郎について調べていく・・・
ここまでで全体の尺の2/3は使ってるんじゃないッスかね
しょうじき予告を見れば分かる情報を消化するのに時間かけすぎな気がするわな

主人公の脳男について丁寧に描いていくのはいいんだけど、ちょっとまとめて語りすぎだろ
事件や犯人の内面、精神科医のヒロイン関連のエピソードを交えつつ、じょじょに脳男の脳男たるゆえんを語っていった方がバランスが良い・・・と思うのは素人考えですかね
なんかそんな物語の展開の構成がおかしい感じ
いっかいシーンを全部切り貼りし直せば個人的にだいぶよくなる気が・・・
あと、もっと脳男の超絶アクションとその能力を使った展開を観たかったな、と
「脳男」としての存在感は画的にじゅうぶんあるんですが、あんまり動いてない(いかしきれてない)感じ

粗はあるけど作品としてのひとつひとつのパーツはおもしろくできてます
だけど、なんか組み立て方がイマイチでもったいかな、と思った一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:ED曲のハンパないミスマッチ感は異常



脳男 予告

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