2015年4月20日月曜日

ソロモンの偽証 後篇・裁判 (2015/日)

監督:成島出
出演:藤野涼子 / 板垣瑞生 / 石井杏奈 / 清水尋也 / 富田望生 / 前田航基 / 望月歩 / 西畑澪花 / 若林時英 / 西村成忠 / 加藤幹夫 / 石川新太 / 佐々木蔵之介 / 夏川結衣 / 永作博美 / 黒木華 / 田畑智子 / 池谷のぶえ / 塚地武雅 / 田中壮太郎 / 市川実和子 / 江口のりこ / 森口瑤子 / 安藤玉恵 / 木下ほうか / 井上肇 / 高川裕也 / 中西美帆 / 宮川一朗太 / 嶋田久作 / 津川雅彦 / 余貴美子 / 松重豊 / 小日向文世 / 尾野真千子

生徒の謎の死から端を発し、中学生の藤野たちによっておこなわれることになった学校内裁判
開廷の準備が進む中、藤野たちも今回の事件を調べ直し証人を見つけるために行動を開始する

裁判エンターテインメントにもリアルドラマにもなりきれない中途半端な雰囲気だった前作を引きずり、やっぱりそんな微妙な印象のまま後編のスタート
そこへさらに昭和演出と学芸会演技に磨きがかかり、もう個人的に終盤は「まだ終わらんのか」とエンドロールが待ち遠しいだけでしたね
言いたいことは分かるけど、致命的なまでに心に響かない

当事者をよそに、ほとんどの生徒がなんか面白そうじゃね?なノリで裁判の準備が進む中で、なんか知らんけど中学生の超捜査によってごろごろと新情報がでてくる、と
とりあえず1990年って時代よりさらに20年は古く感じる昭和チックな雰囲気と演出が気になる
そんな部分も些細な点で、もうつっこむのも面倒なくらいちっちゃなマイナス要素が積み重なって一本の映画ができあがってる感じ

生徒たちが画面に映らない貴重なシーンだけがゆいいつ安心して観ていられる
ある意味で中学生たちがやる裁判なんてこんなもん的なゆるさはリアルなんだろうけど、どんどん学芸会臭がキツくなってくる体育館法廷でのやりとりは痛々しい
子役たちが奮起する舞台演劇とかならアリだけど、映画作品としてこのデキはどうかと

真相が分かったところで「ふーん」ってなもんだし、ひどい部分ばかり引っかかって感動もくそもありゃしない
たぶん見せ方の問題で、違う形でこの話に触れたならもっと良い方向に感じ取れたかもしれん
かといってもう原作小説読む気もおこらず、個人的に「ソロモンの偽証」にはこれ以上かかわりたくないと思わされた

個人的評価:20点
オススメ度:このあとも続く中学生活中、「でもアイツって・・・」とか蒸し返す奴でてくるだろ




ソロモンの偽証 後篇・裁判 予告

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