2016年4月10日日曜日

ボーダーライン (2015/米)

監督:ドゥニ・ビルヌーブ
出演:エミリー・ブラント / ベニチオ・デル・トロ / ジョシュ・ブローリン / ビクター・ガーバー / ジョン・バーンサル / ダニエル・カルーヤ / ジェフリー・ドノバン

メキシコの麻薬カルテルの捜査に誘われるFBI捜査官のケイト
その任を受けるものの、大事なことはいっさい伝えられず、どこか蚊帳の外のように感じるのだった

観ていて視線を利用されてることに気づいた時、この作品を本当におもしろいと思えた
秘密の任務に抜擢された事情の分からない主人公のケイトに視点を誘われ、彼女とともに現場にいながらも一線を引かれた疎外感にもどかしくなる
どこか第三者視点のようなカメラワーク、ケイトに対する周りの台詞が、どんどん話の核心から遠巻きに見せられているだけという苛立ちを感じてくると、ここぞというタイミングで作品の全容がみえてくるのがいい
そこから胸ぐらをつかまれたように暴力的に見せつけられるクライマックス、本当に見せ方がうまいと思えた

個人的評価:85点
オススメ度:世紀末救世主とか普通にいそうなところだな、メキシコ



ボーダーライン 予告

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