2011年7月12日火曜日

ハリー・ポッターと賢者の石 (2001/英・米)

監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ / ルパート・グリント / エマ・ワトソン / リチャード・ハリス / マギー・スミス / アラン・リックマン / イアン・ハート / ロビー・コルトレーン / トム・フェルトン / リチャード・グリフィス / フィオナ・ショー / ジョン・クリーズ / ジュリー・ウォルターズ / ゾーイ・ワナメーカー / ジョン・ハート






赤ん坊の時にダーズリー家にあずけられたハリー・ポッター
そして11歳になったハリーのもとにホグワーツ魔法魔術学校への入学を手引きする謎の人物が現れる

最終作くらい劇場で観ようよ、という安易な発想で過去作をおさらいしていきましょう
っていうか、まあ、なんだ、このシリーズ一作も観たことないんですけどね
こういう有名作品ほどけっこうスルーするクセ(?)みたいなのがあるのかもしれません
他にも有名所では「スター・ウォーズ」シリーズも一作も観てないですし

内容はたいがいの人は知ってるでしょうからアレですが、なんかスペシャルな存在だというハリーくんが、今まで魔法と無縁の生活をしてきた環境から一転、まるでおとぎ話のような魔法の世界へ足を踏み入れるって感じですかね
なんというかもっと「魔法使いという名の能力者バトル」みたいな軽くて派手なだけのを想像してたんですが、意外にまっとうなファンタジー世界の重みがあるような気もする世界観にクリビツ
主人公のハリーくんも慣れない魔法世界で失敗を繰り返しながらうんぬんという成長を描くかと思いきや、なんか普通にサラブレッドな天才気質でたいがいそつなくこなしちゃうお子様だったし、ホントにちょっと本編を観ないままに感じてた印象と違いましたね

かなり物語のテンポが早く、というよりむしろミニイベントを寄せ集めたような作りになっていて、一本の野太い作品をかみしめるというのじゃないんで、これなら小さな子供が観ても断片的に盛り上がるから飽きないかもしれませんね
多少、場面場面の整合性がアレでも、ちょっとずつ盛り上がるお得セットなこの作りの方が一般受けするのは分かります
逆に一本の作品としてじっくり味わいたい人からすれば、なんか食べやすいけど細切れすぎて食い足りない感は否めないかも
あとは原作は読んだことないですが、映画として完成させるよりとりあえず原作を映像化しようって目的の方が強くでてる気がしないでもないかな、と

まあ、こういう有名原作の映画化はどう作っても原作ファンの全員を納得させるのは難しいだろうから、この作品みたいに「なんか物足りないものはあるけど平均点はいってる」というデキが一番無難なのかもしれません

個人的評価:70点
オススメ度:「優勝はおまえたちだ!だけど…」って言われた方からすれば、残酷なことだよね




ハリー・ポッターと賢者の石 予告


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