2011年7月20日水曜日

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (2010/英・米)

監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ / ルパート・グリント / エマ・ワトソン / レイフ・ファインズ / ヘレナ・ボナム・カーター / トム・フェルトン / ロビー・コルトレーン / リチャード・グリフィス / ブレンダン・グリーソン / ヘレン・マックロリー / ジェイソン・アイザックス / ジョン・ハート / ビル・ナイ / アラン・リックマン / ミランダ・リチャードソン / ティモシー・スポール / マギー・スミス / ジュリー・ウォルターズ / デヴィッド・シューリス / イメルダ・スタウントン / ボニー・ライト




ヴォルデモートによる世界の支配が広がる中、逃げ場を失うハリーたち
残る手段は分霊箱のありか、またその破壊方法の発見しかなくハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は逃走しながらの旅が続く

長かった…
ようやっとこのシリーズにも追いつきました
10年という月日をリアルタイムで付き合ってきた人にとってはもっと感慨深いものがあるでしょうね
というかぶっちゃけこのシリーズはいっきに観るものじゃねえ、ってことが分かりました
多少ブレてぼんやりと見た方が現実世界は美しいと思えるように、年に一作でいい感じで前作の記憶がアレになってじゃっかん美化された頃合いに新作を観た方が楽しめるでしょう

ストーリー的にはヴォルデモートたちの侵攻に為す術なく逃げることしかできず、じょじょに仲間を失いつつじり貧になっていくハリーたちが逆転をかけて分霊箱の捜索と破壊を目的とした旅を始める、といった感じ
うん、今作も「最終決戦に向けた助走」的なポジションでしたね
というか「不死鳥の騎士団」「謎のプリンス」「死の秘宝パート1」とどんだけクライマックスに向けた助走するんだよ、と
そういう印象を受けてしまう映画の作りがアレなのか、原作じたいがそういう作りなのか…
原作を知らないからなんともいえないけど、たぶん映画としての作りが問題なんだろうなあ

とりあえず感じたのは、なんというか前回のラストを受けて3人でさっさと分霊箱捜索の旅に出る…のかと思いきや、なんかヴォルデモートの脅威が眼前に迫ってようやく重い腰を上げて「しゃあない、やるかー」みたいに旅に出たって気がしないでもないところ
もっとこう戦争勃発!力と力のぶつかり合い!ピンチ、逆転、またピンチ!というバトル要素がびっくりするくらい足りない
なーんかローテンションなハリーたちが逃げながらなんとか逆転のアイテムを探してるだけって感じ
しかも分霊箱を探してたかと思ったら死の秘宝がなんたらとか、またダルい要素が増えるし…

パート1だからしかたないといえば、しかたないかもしれませんが中途半端なところで終わった感もすさまじい
とりあえず一作ごとにラストで誰か死ねば盛り上がるってもんじゃねえぞ、おい
しかも死んだ人のインパクトだけだったら、今作より前回の方が大きいし

うーん、これ完結編を期待して劇場へいって楽しめるかなあ
ちょっと心配になった一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:もう恋愛要素とかいいから、マジで




ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1


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