2011年9月21日水曜日

ミラーズ (2008/米)

監督:アレクサンドル・アジャ
出演:キーファー・サザーランド / ポーラ・パットン / エイミー・スマート / メアリー・ベス・ペイル / ジョン・シュラプネル / ジェイソン・フレミング / キャメロン・ボイス / エリカ・グラック / ジュリアン・グローヴァー / ジョシュ・コール / エズラ・バジントン






あるデパート火災現場跡の見回り警備の仕事をすることになったベン
そこには不気味な大きい鏡があり、ベンの周りで徐々に鏡が関係した不可解な現象が起き始める

「この鏡…もしや…?」
「新手のスタンド使いか!?」
ゴゴゴゴゴゴ…
まあ、そんな映画かと思いきや、密室鏡ホラーからいつのまにか謎解きミステリーな流れになっていた
うん、個人的には密室で鏡の謎不思議ダークパワーによって人間に襲いかかる、という序盤の展開より謎解きがはじまる流れの方が好みかな
けっきょく本格ホラーでもない本格ミステリーでもない、なんともいえないテレビドラマのような薄味な内容にはなってるけど、つまらないってわけじゃないですね

酒が影響したなんらかのトラブルで同僚を誤射してしまい警官をやめたベン
そこら辺の過去はぼんやりとしか語られないけど、そんな感じで強い薬の力をかりて禁酒してる主人公が人生の再スタートとしてデパート火災跡地の夜警の仕事につく
そこで鏡のせいとしか思えない悪意の向けられた体験をするけど、薬&酒うんぬんって状態なので誰にも信じてもらえない
どんどん鏡の嫌がらせがエスカレートする中、鏡からある人物を捜せよコラ、と命じられ…って感じ
日常で姿を映し出すモノなんて腐るほどある中、鏡の恐怖におびえつつレッツ捜索

序盤はわりとグロイ描写もあってホラーっぽいんだけど、謎解きパートがはじまるといっきに恐怖感が薄まっていきます
わりと主人公が得ようとしてるものは簡単に手にはいるし、けっこうご都合主義な展開でミステリーとしては物足りない
でも、ボーッと観てる分には十分におもしろいし、心霊ホラー→ミステリー→オカルトという物語の推移は個人的に楽しめました
ただ主人公周りの過去、同僚を撃ったという設定がイマイチ生きてない気がしないでもない
あと、物理的ダメージが通じる最終形態が一番弱いラスボスってのはどうなんスかね

オチももうちょいサラッと流してくれた方が個人的に好みだけど、「ああ、そうなったのか」と思えておもしろかった
最後に何故そうなったのか、ってのは考えない方がいいでしょうけど
そんな感じでホラーとしての怖さを求めると「あれれ?」って肩すかしくらうけど、作品じたいは普通に楽しめた一本でした

個人的評価:70点
オススメ度:しょせん銀とガラスの板





ミラーズ 予告


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