2011年9月6日火曜日

ライフ いのちをつなぐ物語 (2011/英)

監督:マイケル・ガントン / マーサ・ホームズ
出演:ダニエル・クレイグ / 松本幸四郎(日本語版) / 松たか子(日本語版)









地球上の陸海空、それぞれに生きる生物たちの姿を莫大な時間と費用をかけてとらえたドキュメンタリー

いわゆるネイチャー系の生き物ドキュメンタリー
ドキュメンタリーとはいえ(真偽は分からないけど)ちょっと作為的なところもちらほらあって、淡々とありのままの姿を見せられるより、良くいえばかなり観やすい作り
今までも海とか特定の生き物とかピンポイントで深く描いたものもあるけど、これは広範囲の生き物を広く浅く必要最小限のざっくりテイストで良いとこどりした内容になってます

とにかくテンポよく「はい、次の生き物は~」と次々に描かれていくので飽きる間がありません
その生き物の見どころだけをググッと濃縮してあっさりともったいぶることなく垂れ流し続けるドキュメンタリーですね
こういうドキュメンタリーものをテレビであまり観ない人にとってはかなりダイジェスト的な感覚でかなり楽しめるけど(私がそうでした)、こういうのをテレビでやってたらチェックするような人にとっては深みも足らないし「なんか見たことあって退屈」な作品かもしれません

あと個人的にどうしても気になることがひとつ
映像に作為的なところがあるのは映画として作ってるから仕方ないし、それなりに理解はできます
でもさ、野生の…人以外の生き物に対して「夢」とか「愛」とか擬人化もたいがいにしとけよ、と
日本語版のナレーションで観たけど、これもとのナレーションでもそんなこと言ってるのかな
親が子のために命がけでなんたら~ってのはいい、でもそこに「愛」がどうしたと言うのはやめていただきたい
そんなに「愛」「夢」「希望」を描きたいならヒューマンドラマでも撮ってろ、と言わざるえない

人が定義した「生きる」ことを考えるのは人だけでいいよ
他の生き物たちは「生きている」ってだけでいいよ

個人的評価:70点
オススメ度:投げずにはいられなさすぎ




ライフ いのちをつなぐ物語 予告

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