2011年12月18日日曜日

ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル (2011/米)

監督:ブラッド・バード
出演:トム・クルーズ / ジェレミー・レナー / サイモン・ペッグ / ポーラ・パットン / ミカエル・ニクヴィスト / ウラジミール・マシコフ / ジョシュ・ホロウェイ / アニル・カプール / レア・セドゥー







新たなチームを率いてクレムリン侵入ミッションにつくイーサン
しかし、そこで目的のものを第三者に奪われた上、爆破に巻き込まれてしまい…

すでにシリーズも4作目、どんどん伝説的なスパイとして描かれつつあった主人公イーサンですが、そんな堅苦しさの印象をうまく回避した内容でした
イーサンじたいが茶目っ気あるキャラになった他、ちょっとステレオタイプな感じだけど新チームの面々のキャラもたっててうまくミッションに作用してます
これまで同様に過去作のことはあるていどばっさり切り捨てて、その作品ごとの独立した話になってました
今作でも最初は「ああ、やっぱり前作までの設定はリセットするのね」と思ってたら、けっこう良い感じで3の設定をうまく引き継いでて感心せざるえない

クレムリン爆破の濡れ衣を着せられてしまったイーサン、その責任でIMF解体にまで事態は発展してしまい、組織のバックアップなし&新造のチーム、きちんとメンテされてない機材で汚名返上ミッションに挑む、という内容
チームプレイをメインにしながらも主人公イーサンの見せ場はきちんと作り、さらにドラマ部分とアクション部分のバランスも絶妙
かなりベタな気がしないでもないけど、今作のオープニングの入り方はホントによかった
前作で結婚した設定のイーサンの顛末も消化した上で今作にもからめつつ描いてるのもいい

なによりイーサンの完璧超人っぷりをおもいきって廃し、チームメンバーにもチャラ男系がいることからいっきに画面がほどよく軽くなって活劇の要素が復活してます
赤は死のシーンが個人的には大受けでしたね
3の重苦しい感じもいいですが、今作みたいなほどよい息抜き演出があった方が観てて疲れませんね
さらに舞台も次々に切り替わり飽きることなく話も展開していくし、「え?どうすんのこれから」という要素もあって観ててホントにおもしろい

じゃっかんクライマックスのイーサンのバトルが「すごいことやってるけど地味」な感じはするけど、シリーズの中では間違いなく一番安定しておもしろい一本ですね

個人的評価:90点
オススメ度:無理からルーサーさん出さなくても




ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル 予告

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