2011年12月16日金曜日

ミッション:インポッシブル3 (2006/米)

監督:J・J・エイブラムス
出演:トム・クルーズ / フィリップ・シーモア・ホフマン / ヴィング・レームズ / ビリー・クラダップ / ミシェル・モナハン / ジョナサン・リース・マイヤーズ / ケリー・ラッセル / マギー・Q / サイモン・ペグ / エディ・マーサン / ローレンス・フィッシュバーン / バハー・スーメク / ジェフ・チェイス / マイケル・ベリーJr. / カーラ・ギャロ / ポール・キーリー / ベラミー・ヤング / トレイシー・ミッデンドーフ / ショーン・オブライアン




組織の第一線から退き諜報員の育成をつとめていたイーサン
婚約も決まり彼女と幸せな生活が始まるという直前、組織からある諜報員を救出するミッションを告げられる

ミッション・インポッシブルの名を冠したからこその予算だからこその作品だろうけど、この内容で別タイトルとして作られていればさらに高評価になってたかもしれない映画
それぞれの監督が作るミッション・インポッシブル、しょうじき1以外は「スパイ大作戦」と言われて連想できるイメージからはかけ離れていってますね
この3は3ですっごいおもしろい、けど「スパイ大作戦」ではないというジレンマ

実際のスパイ活動から退いている主人公が人並みな幸せをつかんで婚約までする
そんな彼のもとへ緊急のミッションがおくられてくる、という感じ
しょうじき吊り橋効果のような激しく刹那的な恋愛は似合うけど、人並みで普通の結婚を前提とした恋愛とか主人公のイーサンには似合わないよね
まあ、それはそれとして仕事に生きる男として、未来の家庭を守る男としてのプレッシャーが伝わってきます
軽快で活劇ともいえるこれまでのアクションと違い、家庭という重荷があるせいか終始なんとなく重苦しい雰囲気が続きます
アクションシーンも内容は別として臨場感重視な演出のために作品全体的にリアル路線を意識して作ってある感じ
悪く言えば息苦しい

まあ、でも個人的にはこういう雰囲気はけっこう好きですね
不必要な部分は極力そぎ落とし、ちょっと遊びと息抜きの要素が足りないけど濃縮された話の展開は最後まであっという間な感じで楽しめます
あとは物語の中でたびたび登場する「ラビット・フット」の扱いもよかった
「別にそれがなんであってもいいんだよ。そういう話じゃねえから、これ」という描き方も中途半端感はなくて、この作品の雰囲気からすればこの描き方で納得できますね

とりあえずこれまでのシリーズの中では一番たのしめた一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:脳爆弾の死に顔が微グロだろ…





ミッション・インポッシブル3 予告


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