2013年6月2日日曜日

オブリビオン (2013/米)

監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ / モーガン・フリーマン / オルガ・キュリレンコ / アンドレア・ライズボロー / ニコライ・コスター・ワルドー / メリッサ・レオ / ゾーイ・ベル

スカヴという謎の存在により世界は侵略され、からくも
人類は勝利するが地球は人の住めない状態になってしまう
地球外に脱出するため海水を汲み上げるプラントを警護するドローンのメンテをするジャックは、ある日、旧型の宇宙船が墜落する現場に居合わせ・・・

どことなくひとむかし前のSF小説のような設定、というのが第一印象
最初はイマイチかなと思ってたけど、観ているとけっこう個人的にSF作品としてけっこう楽しめるものでしたね
ツッコミどころはあるものの、話的にはまあまあ作り込まれてる方だと思います
主人公がメンテナンス要員じゃなく、もっと超人的なアピールをした方がいいんじゃないかとか、敵の目的はけっきょくなんだったんだよとか、まあそこら辺に目をつぶればけっこう楽しめる

謎の敵に勝利するものの争いの果てにボロボロになった地球
すでに人類は宇宙ステーションのような場所に移住しており、本格的に地球圏を離れるために海水をすべてプラントに汲み上げる作業に移っていた
地球に残り、敵であるスカヴの残党からプラントを守る無人防衛機ドローンを管理する主人公とそのパートナー
ふたりは間近にせまった地球脱出の日を前に、突如として墜落してきた宇宙船の問題に直面する
最初に世界観を与えられ、そこでいろいろと起こることがらから主人公は問題の核心に近づいていく、という感じの作品
劇中で大戦争やらそういったスペクタクル的なものがあるタイプではない

あまり派手さはない小粒で佳作なSF作品って感じは否めないけど、無理して派手派手なものにして大味になってないだけいいかもしれません
個人的にはこういう地味な作品は嫌いじゃないけど、まあ、しょうじきあまり記憶に残る映画にはならんかもしれんね
ホントに個人的にはおもしろいとは思うけど、だからといって誰かにすすめられるようなものでもないというか

主人公がドローンを率いるスーパーソルジャーみたいな存在の方が物語として成り立ってたんじゃないか、とも思うのは確か
そうすれば後々の展開的に言葉で説明されるより「ああ、そうか」と納得できたかも
あとはいろんなSF要素を取り入れるのはいいけど、もうちょっとまとまりをつけた方が・・・って、まるでつまらない作品にけちをつけてるみたいですね
でも個人的には好きですよ、この映画、いや、マジで

個人的評価:85点
オススメ度:どっちかといえばフォールアウトやね



オブリビオン 予告

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