2013年6月25日火曜日

華麗なるギャツビー (2013/米)

監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ / トビー・マグワイア / キャリー・マリガン / ジョエル・エドガートン / アイラ・フィッシャー / ジェイソン・クラーク / アミターブ・バッチャン / エリザベス・デビッキ / アデレイド・クレメンス / マックス・カレン / カラン・マッコーリフ / ケイト・マルヴァニー

1922年ニューヨーク、投資の勉強をしているニックは従姉妹のデイジーとその富豪の夫とつき合いながら日々を送っていた
ある日、ニックの隣に建つ立派な城の主ギャツビーからパーティの招待状が届き・・・

とにもかくにもディカプリオに魅力を感じるか否かで、この映画の評価は大きく異なるかも
個人的にはディカプリオ=ギャツビーはハマってると思えるし、その魅力も十分に描けてると思えたので楽しめましたね
とりあえず序盤のギャツビーが画面に大きく映る満面の笑みのシーン、これが踏み画になるかと
ここでグッとくるか、ウゲェとくるかでその後も作品を楽しめるかどうか判断しましょう

話的にはデイジーとの間に秘密があるギャツビーが、彼女と親しくなるようにニックに取り持ってもらう
そうこうしているうちにギャツビーという存在そのものの怪しさ、人妻であるデイジーとの関係の危うさというのが描かれていく、と
けっこう話的には有名らしいですが、そこはほらいつものようににわかっぷりを言い訳に原作とか知らないんで、もっとギャツビーの輝かしい表の顔にかくれた闇の部分をサスペンスタッチで描いてる物語かと思ってました
実際にはけっこうシンプルなロマンスものだったんですね

気品があり、力強さがあり、優しさがあり、狡猾さがあり、変に真面目なところもありつつ、けっして完璧な人間じゃなくて抜けてる部分や子供っぽい部分もある
他人を寄せ付けない完璧な貴族っぽいキャラにならず、どこかつけいる隙のある、弱点が見えている点がなんとなく親しみやすい人をひきつける魅力として描かれてますね
そして、そんなギャツビーというキャラの感情や立ち位置にリンクして、時に華やかに時に暗く映し出す映像表現が特徴的

知人が語るギャツビー、本人が語るギャツビー、ニックの目に映るギャツビー、文章として書かれるギャツビー、いいたいギャツビーとは何者なのか、という引っかかりが頭のすみこびりつきつつ、デイジーとの関係に浮き沈みするロマンスドラマがシンプルだけどおもしろい
ただやっぱり、あえて描いてないのかもしれないけど闇の部分ももっと深く掘り下げてほしかったかな、と
あとはホントにディカプリオに対するイメージに大きく左右されるんで、けっしてすべての人に強くオススメできるような作品じゃないってのは残念ですね

個人的評価:85点
オススメ度:原作にちょっと興味わいた&サントラ欲しいわあ




華麗なるギャツビー 予告

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