2014年3月2日日曜日

魔女の宅急便 (2014/日)

監督:清水崇
出演:小芝風花 / 尾野真千子 / 広田亮平 / 山本浩司 / 新井浩文 / 吉田羊 / 浅野忠信 / 筒井道隆 / 宮沢りえ / 寿美菜子

13歳になって一人前の魔女になるために修行にでるキキ
たどり着いた島のコリコの町で、空を飛べる魔法をいかした荷物を運ぶ仕事をはじめる

見える地雷、それでもあえて踏まなくてはいけない時があるとかないとか
ってわけで予告からしてヤバイ臭いがしてきてる本作を鑑賞です
結果、やっぱりというかなんというか、まあ、多くの人が抱いてるマイナス要素まんまの作品でしたね
ひどいCGに薄っぺらいドラマを合わせた感じ

一人前の魔女になるには他に魔女のいない見知らぬ土地で一年すごさねば、って体の修行にでたキキ
そんな主人公が悲喜こもごもしながら町の人たちとよろしくやっていくファンタジードラマなんでしょうが・・・
しょうじき個人的には人間の心はこうも簡単に傾いてしまうっていう部分を描いた一種のホラーな印象が強かった
とにもかくにもキキに対する町の人たちの態度やらなんやらが恐ろしいほどに軽く変化しすぎ

自分たちに都合の良いことをしてくれれば「良い子やで」、もとが良い子だけに悪い部分が目に付いた途端に「やっぱ魔女だわ。怖い怖い」、でもちょっと評判が良くなってくると「やっぱ良い子や。知ってたし」と
世間的なキキに対する評価に多くの人がいっせいに傾く集団心理みたいな様を描いてる部分はホントに観てて怖い
キキとそこに絡んでくる人たちの一対一の感情のぶつけあい描写が薄くて「みんなそう言ってるから」みたいな印象がある

とりあえず悪いことをしたな、と思ったら面と向かって素直に「ごめんなさい」って言おうよ、と
良くも悪くも正面きっての感情のぶつかり合いがないと観ててもスッキリしない
なんか良い話みたいな体で作ってるのが逆に怖く感じた一本でした

個人的評価:60点
オススメ度:いまだに劇場公開作品でここまで動物系のCGに不自然さを感じる日本の技術




魔女の宅急便 予告

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