2017年3月5日日曜日

ラビング 愛という名前のふたり (2016/英・米)

監督:ジェフ・ニコルズ
出演:ジョエル・エドガートンリ / ルース・ネッガ / マートン・ソーカス / ニック・クロール / テリー・アブニー / アラーノ・ミラー / ジョン・バース / マイケル・シャノン

ミルドレッドの妊娠を機に結婚することにしたリチャード
ふたりはともに暮らし始めるが、そこへ保安官がやってきて結婚を認められないと留置所へ入れられてしまうのだった

まさに心にじんわりとしみる映画でした
地味な主人公のふたりだな、と思ったのも一瞬でその演技によって支えられるドラマ、その力強さに退屈することなく身を委ねられていられた
特にミルドレッドの女として、妻として、母としての演技が自然でありながら素晴らしく、しょうじき地味な印象しかない作品なのに非常に魅力を感じる存在感に見ほれる
ストーリー的にもなんでもないふたりの愛からはじまって、何が問題なのか、その問題に対する時代背景や各登場人物の思いがじょじょに分かってくる作りがおもしろい
演技という面だけでなく、裁判とか権利とか描きながらあくまで話の中心は愛に固定されているブレなさもいい
小粋なラストもいいし、ちょっとリチャードのその後は残念だけど、じわっと心が温かくなる一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:子供をしかるミルドレッドさんマジ母親すぎる



ラビング 愛という名前のふたり 予告

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