2017年7月12日水曜日

ディストピア パンドラの少女 (2016/英・米)

監督:コーム・マッカーシー
出演:セニア・ナニュア / ジェマ・アータートン / パディ・コンシダイン / グレン・クローズ / アナマリア・マリン / フィサヨ・アキナデ / アンソニー・ウェルシュ / ドミニク・ティッパー

施設に監禁され、軍人に囲まれた中で拘束されて教育を受けるメラニーと子供たち
そんなある日、メラニーは他の子供たちと別の場所に連れていかれる

最初のドキドキ感とラストのそれがやりたかったのか感はよかった
非日常的なシチュエーションから、どこか問題を抱えている子供たち、いったい何が始まるのかという期待がふくらむ導入
そこから襲撃と脱出までの一連の流れに大きいに盛り上がった
だけどそこから映画ベースのスケールから、なんとなく海外ドラマベースのそれに落ち着いて、展開もパンデミック系のドラマで観たことのあるもののいいとこ取りみたいな流れに
それでもいいとこ取りな分は楽しいけど、次々に話が転がる様もどうしても海外ドラマを観ている感覚から抜け出せなかった
ラストもいい感じの雰囲気で味があったけど、「ああ、これがやりたかったのね」という作り手の意図が頭をチラツいて邪魔をする
主人公のメラニーさんの成長っぷりが、人間に都合のいい優しい世界なだけじゃない方向に描かれたのはその演技も相まって印象に残ってよかった

個人的評価:80点
オススメ度:どこかおぼえる既視感に新感覚と手放しに言い切れないもどかしさ


ディストピア パンドラの少女 予告

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