2010年5月26日水曜日

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 (2007/米)

監督:ザック・ヘルム
出演:ダスティン・ホフマン / ナタリー・ポートマン / ザック・ミルズ / ジェイソン・ベイトマン / テッド・ルジック / マダレナ・ブランカテラ / ポーラ・ブードロー / マイク・リアルバ / スティーヴ・ホイットマイア / リーアム・ポーリー・ウェブスター / マーシャ・ベネット / ジェイソン・ベイトマン / オリヴァー・マスダ / サマンサ・ハーヴェイ / ジェシー・ボスティック / アイザック・ダーンフォード




魔法のおもちゃ屋でおもちゃ発明家をしているマゴリアム
その店をきりもりしているモーリーは、幼少から続けてきたピアノがうまくいかない中、将来について悩みを抱えているのだった

おもしろいのか、おもしろくないのか、と聞かれたらおもしろい
だけどみんなにぜひ観てもらいたいというほど強くオススメもできない、なんとも不思議な作品
まったり癒し系な内容で、個々のキャラクターに面白みを感じない人はまったく合わない映画かもしれません

変人ながら時にずばっと心に響くことを言うマゴリアム、自分にいまいち自信が持てなくそれが不安のしこりとなっているモーリー、一人遊びの天才ながら友達が作れない少年エリック、現実的かつ生真面目な会計士ヘンリー
ある日、マゴリアムが「消える」と宣言してから、モーリーは最後の支えを失い自身の内なるものが崩れ、そんな出来事からエリック、ヘンリーもゴタゴタに巻き込まれつつそれぞれが少しずつ変わっていく
そんなお話
とりあえず魔法によっておもちゃに生命が吹き込まれたがごとく、動きまくってハチャメチャで楽しいおもちゃ屋をありのまま受け入れればこの映画を楽しめる第一段階はクリア

次に大きな事件は起きないストーリー展開の中、「このシーンはいいなあ」とリラックスした気持ちでほのぼのできれば、もうこの映画を完全に楽しめるでしょう
しょうじき、特になんにもすごいことは起こりませんし、展開的な起伏は大きくありません
映画作品というよりドラマに近い内容って感じも否めない
それでもなんともいえない癒し的スパーキングがあるなあと思いましたね
金がかかっててド派手な作品しか映画じゃねえ、ってスタイルの人にはまず合わないかも

雰囲気も個人的には好みでよかったんですが、それでもエリック関係のエピソードが弱いというか「え?それで友達できたってことなん?」と言わざるえない
あとはマゴリアムとモーリーの話が中心になっているため、微妙にファミリー向けともずれてて、どこら辺の人を対象にしてるのかよく分からないのも確か
マゴリアムと少年エリックの話だったら、王道すぎるほど王道なファミリー映画になるんですが

そんな細かい粗がいっぱい目立つんですが、なんか憎めないというか楽しく感じてしまうから不思議
もちろん個人的な意味で
おっさんになると、こういう癒し系の作品をサプリメント的な感じでたまには観るのもいいかもしれませんね

個人的評価:70点
オススメ度:チェッカーゲームについて詳しく




マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 予告



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