2010年5月23日日曜日

鉄男 THE BULLET MAN (2009/日)


監督:塚本晋也
出演:エリック・ボシック / 桃生亜希子 / 中村優子 / ステファン・サラザン / 塚本晋也








妻のゆり子、子供のトムと一緒に日本で働いて平凡に暮らしていたアンソニー
ある日、最愛の息子が車にひかれてしまったことから、その体に変化が起こり出す

いよいよ鉄男祭りの本命、新作「鉄男THE BULLET MAN」です
アイアンマンと呼べないところがアレですが、塚本晋也の最新作がまさかの鉄男だったら無条件にテンションが上がらざるえない
しかし、なんというか、その、ひとこと言わせてもらえば「なんでこうなった・・・」
個人的には「六月の蛇」以降の塚本監督作品はちょっと趣味に合わないんですが、この鉄男もやっぱり同じ感覚をおぼえました

ガンガン叩きつける音楽、そして眼鏡をいじったときの「スチャッ」って感じの効果音を聞いたとき「ああ、塚本晋也作品だなあ」と思いましたし、主役が歴代の田口トモロヲから外国人俳優に切り替わったのもそんなに違和感はありませんでした
最初のうちは
しかし、全体的な作品から感じる違和感は観すすめていくうちにどんどん大きくなり、比例して楽しさが減少していきます
とりあえず説明シーンが長すぎ
延々と主人公周りの設定の描写が展開した時は「ああ、ダメだなこの鉄男は」と思いましたね

あっさりと変身してしまう主人公、とまどいがイマイチ伝わってこないうえにヘタレすぎる
最初は「主人公の中の人が変わっても大丈夫じゃないか」と思ってたけど、やっぱりダメ
田口トモロヲの普通さとコミカルさ、それと対照的な暴力と狂気の塊となった鉄男状態のギャップがこのシリーズの持ち味だと思うんですが、そこらへんの描き方が弱すぎる
あとはライバルキャラの「ヤツ」も微妙
最初は「おっさん年とったなあ」と思ったけど、やっぱり睨み演出がきたとたん「お、これはこれでいいかも」と考え直しました
だけど、だけどね、ほら、やっぱり「ヤツ」の変身に期待してただけに、最後まで普通の人間のハッカーふぜいだったてのが、ね・・・

いやあ、もっととことんキレてて、とことんバカで、とことん暴力的なのを待望してた身としては「こんな鉄男、観たくなかった」と言っても許される、と思うんですが言い過ぎでしょうか
あいかわらず美術は最高にイカしてるし、この作品の鉄男の造形も「今回はそっち系できたか」と興奮もしたし、曲の使い方もいい具合だっただけに、ホントに「どうしてこうなった」と何度もつぶやいてしまいます

個人的評価:40点
おすすめ度:説明しすぎ、口動かしすぎ、鐵すぎ




鉄男 THE BULLET MAN 予告

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