2010年5月1日土曜日

ゼブラーマン (2003/日)


監督:三池崇史
出演:哀川翔 / 鈴木京香 / 内村光良 / 市川由衣 / 近藤公園 / 安河内ナオキ / 渡辺真起子 / 古田新太 / 麻生久美子 / 袴田吉彦 / 柄本明 / 岩松了 / 大杉漣 / 渡部篤郎






防衛庁により、日本のある街にエイリアンが潜んでいることが判明
そこの区域の小学校の教師として勤める市川は、よなよな昔みていた特撮ヒーロー「ゼブラーマン」のコスプレを密かな楽しみにしていた

いつものように続編前の駆け込み鑑賞
特撮ヒーローネタ映画…かと思ってましたが、普通に特撮ヒーロー映画だったんでビックリ
もっとどうしようもない内容かと予想して観たわけですけど、実際には本気で作られたB級映画な感じで個人的に好きな作風でした
なんとなしに今まで観てなかったけど、これ公開当時はけっこう一般的な作品みたいな売り出し方してて、結果、なんか思ってたのと違うとかなんとかで微妙な内容というレッテルが貼られてしまった…というような個人的な印象があります

本当にこれはB級もいいとこで、世間一般的な映画ファンにしてみたら「はあ?」って内容かもしれません
だけどB級好きにとってはかなりの良作と言わざるえない
たしかに哀しい川を翔ぶと書いて翔のコスプレ映画だけど、そこがいいんじゃない
そして、そんなコスプレしてるうちに人に寄生して悪事をはたらくエイリアンとのバトルになるわけですが、敵であるエイリアンを倒すほどのパワーがいっかいのおっさんに備わってる理由の設定が微妙に伝わりづらい気もするけど、そこら辺は行間を読め、と
説明足らずといえばそうかもしれませんが、個人的にはこのくらいの突き放し感の方が好きですね

細かい設定なんかどうでもいいヒーローものかと思いきや、実は裏ではそれなりな話があったゆえのゼブラーマン誕生の流れがあるのはいい
しかも、そんな設定が明るみになったかと思いきや、さらに普通の説明不要の「ヒーローはヒーローだろ」という流れになるのが面白い
ネタっぽい作品な印象だけど、実はけっこう考えられて作られてるなあ、と感じました
防衛庁の現場組のにいちゃんのような熱い人もいれば、ギャグ担当もいるし、しみじみ担当もいるキャラの置き方、絡み方もよくできてるかと

まあ、でもあくまでB級映画としては、の話
そりゃ市川の家族関連のエピソードが弱かったり、普通の大作を期待して観ると火傷必死だったりするので万人受けもしないだろうと思われるのも事実
許せ、力を抜け、翔を楽しめ、という精神のもとに観るのをおすすめします

個人的評価:80点
オススメ度:ゼブラ!ゼブラ!





ゼブラーマン 予告



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