2010年5月21日金曜日

グッド・バッド・ウィアード (2008/韓国)

監督:キム・ジウン
出演:チョン・ウソン / イ・ビョンホン / ソン・ガンホ / ユン・ジェムン / リュ・スンス / ソン・ヨンチャン / ソン・ビョンホ / オ・ダルス / イ・チョンア / キム・グァンイル / マ・ドンソク / ソン・ジナン / パク・チヌ / チョ・ギョンフン / イ・ハンス / カン・ヒョンジュン






日本軍が支配する満州、謎の宝の地図を持つ日本の要人が列車に乗っていた
そこに居合わせた列車強盗、地図を奪う依頼を受けた馬賊、悪人を狩る賞金稼ぎは争いの渦中に巻き込み巻き込まれるのだった

公開当時にキムチ・ウエスタンということでちょっと話題になったんですが、けっきょく観にいかなかったなあ、というわけで
思ってたよりアクション要素が強くて、というかアクションをみせるのがメインの内容でしたね
しょうじき西部劇っぽい臭いはあんまりなくて、純粋にドンパチ映画という感覚

良いヤツ、悪いヤツ、変なヤツという欽ちゃん的なノリで三人が登場するんですが、普通なら地図をめぐって良いヤツと悪いヤツが争いつつ、お笑い担当の変なヤツがギャグでガス抜きをするという流れなんでしょうが、この作品はちがいましたね
ぶっちゃけ変なヤツがメイン、悪いヤツがサブ、良いヤツはオマケみたいな、なんともいえないそんな流れが個人的にはツボでした
B級映画好き的な意味で
話的には列車強盗してた変なヤツがたまたま地図を手に入れて、それを悪いヤツが追うけど、そこにさらに良いヤツが賞金目当てで追ってくるというなか、地図は思った以上に価値があるものと判明して三人以外にも闇市の組織や日本軍までからんでくる、と

とにかくアクションシーンが派手で無駄にかっこよくて、リアリティのない過剰演出っぷりが心地良いですね
無限銃弾は基本で、曲芸バトル、色物とか、とにかくアクションシーンを気持ちよくするためなら他の要素は犠牲にしてもいい、っていう心意気が伝わってきますね
まあ、じゃっかん一本調子で眠いところもありましたが
そしてストーリー、これは賛否両論だと思いますね
少年マンガなノリが許せるならOK
それが許せないなら「ふざけんなクソ脚本」と思わざるえないでしょう
かなり中二病こじらせてる感じの話なんで、それにどれだけのってあげられるかが重要
B級映画好きなら問題なく受け入れられるかもしれません

そして、ラスト
まあ、なんていうか、その、ある意味で新しいね!
泥仕合の中でも主人公補正がきいてるってのはまだいいけど、このなんともいえない「投げっぱなし」ENDは狙ってやったなら勇気あるなあ、と
いや、だって、そこは「な、なんだってー?!」なふうにそれなりに理解して終わるのが無難じゃない
うん、でも個人的にはこの終わり方は嫌いじゃないですけど
そんなウエスタンのようでウエスタンではない、細かいつっこみは厳禁な頭からっぽアクションって思って観てたんでわりと楽しめました

個人的評価;70点
オススメ度:のど元まで出てくる「で?」っていう衝動




グッド・バッド・ウィアード 予告



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