2010年12月9日木曜日

トレジャーゾンビ 蘇るテンプル騎士団の亡霊 (2008/独)

監督:アンドレアス・シュナース
出演:ラルフ・フェローズ / ソニア・ケルスケス / フィアナ・デ・ガスマン









ラナの住む館の補修手伝いをかねて遊びにきた女友達たち
しかし、そこに謎の男が現れ、この場所は危険だと言うのだった

なんてことはない単語である「トレジャー」と「ゾンビ」
ひとつひとつは映画タイトルにありがちな単語だけど、なぜか合わせると不思議な魅力を発揮する
「トレジャーゾンビ」、どうよ?もう期待に胸ふくらまざるえない
まあ、しかし、あえていきなり言うならば「トレジャー」とかついてるけど、まったくもってどこが「トレジャー」なのか分からない内容でしたね
謎の男が賞金稼ぎなのか?という展開があった、というだけでまったくもって「トレジャー」から連想するものが描かれてない気が…

ラナの住む館には66年に一度、呪われた墓地からテンプル騎士団のゾンビがよみがえって館の住人を殺しまくる、といういわくつきの場所だった
それを伝えにきた自称修道士の男が、うっかりゾンビに有効なメッカの剣をダメにしてしまい、うっかり自分の手でゾンビを復活させてしまう
館に泊まってるビッチどもはそんなゾンビ話を信じるわけなく、どんどん襲われてゾンビ化していった末にやっと信じるようになって逃げまどう
ありきたりなほどにありきたりなゾンビ映画なんですが、この作品のゾンビは人を噛むという血と肉に飢えた存在ではないんですね
ただ生きた人を殺してなんか魔術的な儀式でゾンビ化させて増殖、陽が昇るまでただただ殺しまくるだけ

とりあえずクソB級映画として素敵ポイントを楽しむだけの内容であることは間違いないですね
くされビッチどもをながめてるだけでも楽しいですが、その中でもいくつか素敵ポイントがあります
まずは車のドアに挟まれて胴体まっぷたつになったビッチが、上半身だけ引きずられてゾンビに連れ去られます
で、その引きずられている最中、上半身だけのビッチはずっと「キャーキャー」叫んで生きてるというナイスバイタリティっぷり
あとはいよいよもってゾンビたちが館に侵入してきたという緊張感と恐怖が高まる中、自称修道士の男とラナはファックに夢中
他の女がラナたちを探しにきて現場を見てる状態でもファックに夢中

そして、クライマックス
いよいよもって敵のゾンビの首領と対決が迫る中、館の広間でバンドマンゾンビがライブを開始、それを見てノリノリのテンプル騎士団ゾンビとナチスゾンビとビッチゾンビ、あとよく存在が分からない怪しいジジイのヤコヴィッツ
そのノリノリっぷりがシュールで楽しいんですが、クライマックスである本編が進行する中、時折ライブシーンが途中で挿入されます
しかも、そのライブシーンがどんどん長くなっていき、とうとう首領ゾンビを倒したという決着のあとに延々とライブシーンが流れます
どんだけPV映画なんだよ、ツッコミを入れるのはまだ早く、ちょっとしたオチが終わったと思ったら件のライブシーンのフルPVが最後にクレジットとともに流れ始めます

なんともいえない素敵ポイントはありますが、基本クソB級映画に違いはないけどね
個人的にはそういう光るポイントがひとつでもあれば十分ですが

個人的評価:30点
オススメ度:ワンスモー




GANG LOCO PV(トレジャーゾンビエンディング)



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