2010年12月22日水曜日

ダスク・オブ・ザ・デッド (2008/米)

監督:トビー・ウィルキンス
出演:パウロ・コスタンゾ / ジル・ワグナー / シェー・ウィガム / レイチェル・カーブズ / チャールズ・ベイカー









森にキャンプにきたセスとポリー、途中で怪しい男女に車を強奪され人質としてつかまってしまう
男の言うとおりに車を走らせる中、謎のトゲだらけの生き物を轢いてしまい…

ふたたびゾンビものに戻る、ということでOTDシリーズ
まあ、しょうじきゾンビものじゃないんですけどね
そもそもOTDをつける意味がよく分からないんですけどね
しかし、亜流ゾンビの量産型OTDものにしては、この作品はけっこう普通に楽しめる部類にはいりますね

トゲだらけの謎の生き物を轢いたことでパンクはするわ、なんか車の調子も悪くなるわ、ってところにガソリンスタンドを見つけて立ち寄る4人
そこで血まみれでトゲだらけの男に襲われ、スタンドの店内に逃げ込んでさあ、どうしようって感じの内容
敵の本体はトゲそのもので、生物に寄生して血を餌にして増殖していくタイプの寄生生物もの
本体がトゲだけあって、寄生主の肉体が破損しても普通に行動が可能です
人間の手だけの状態でもにじりよってきます
トゲに刺されることにより感染し、肉体を内部からトゲトゲで支配していくため、ホントに刺されたらそれで感染確定という極悪仕様

スタンドの店内で立てこもっているうちに強盗男を追って警察の人がでてきたり、じょじょに敵の習性が分かってきたりするうちに、どんどん店内の限定された場所に追いやられていくんですが、B級ホラーとしては普通に及第点レベルの緊張感はあります
低予算で敵クリーチャーがイマイチ全体像が分かりづらい、あえてボヤっとした感じのカメラワークで誤魔化してはいますが、ギリギリ安っぽさがない
登場人物的にも訳ありの強盗、知能派だけどたよりにならない主人公の男、かなりアグレッシブなヒロイン、物語の中で強盗の男のエピソードが語られることで単なる薄っぺらいパニックホラーになってないのもいい
トゲの習性がじょじょに明らかになることでじゃっかん深みもでてきます

ホントにコンパクトに無駄なく、かなりいい感じにまとめられた低予算B級ホラー
なにか新しい…という点はありませんが、ガッカリ感は少ない丁寧な作りな一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:いいことをする手段として悪いことをする意味





ダスク・オブ・ザ・デッド 予告



ダスク・オブ・ザ・デッド [DVD]
ジェネオン・ユニバーサル (2010-11-03)
売り上げランキング: 16582

0 件のコメント: