2011年1月30日日曜日

RED レッド (2010/米)

監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ブルース・ウィリス / モーガン・フリーマン / ジョン・マルコヴィッチ / ヘレン・ミレン / メアリー・ルイーズ・パーカー / ブライアン・コックス / ジュリアン・マクマホン / リチャード・ドレイファス / アーネスト・ボーグナイン / レベッカ・ピジョン / カール・アーバン / ジェームズ・レマー / ロバート・モース / ジョシュア・ピース / ローレンス・ターナー




穏やかに年金生活をしている男、フランク
そんな彼の家に深夜、突如として暗殺部隊が襲撃してくるのだった

僕らのハゲ俳優で有名で、どんどんジジイくさくなってスターのオーラもハゲかけてきてるブルースさんが主演のアクションですね
最近になってわりと多い気がするおっさんたちが集ってハッスルする系の内容なんですが、なんなんですか、とうとうおっさんブームが到来したんですかね
リアルおっさんとしては嬉しいかぎりなんですが、こうおっさんアクションが増えてくると目新しさがなくなるのは仕方ない問題かもしれません

元凄腕のスパイだったフランクさんが、ひそかに思いをよせているヒロインのサラさんを連れて逃亡しながらかつての仲間を集い、逆襲しようってお話
うん、しょうじきストーリーもありきたり
というかストーリーとかけっこどうでもいい作品で、純粋におっさんおばちゃんスパイアクションを楽しむ内容かもしれません

しかし、その肝心のアクション部分がはっちゃけない
あっさり風味のナチュラルアクションは悪くないけど、ずっと盛り上がるところもなく淡々としたシーンを見せられてもどうテンションをあげていいか迷います
派手でもない、かといってバカでもない、ごくごく普通のアクションとどうでもいいストーリー運びがあいまって、かなり悪い意味での普通映画になってる感じですね
つまらなくはないし、それほど退屈もしないんだけど、これといったものがない幕ノ内弁当みたいな映画

なによりジジイたちを扱ってる作品のくせに、老体に鞭を打つような強烈なアクションシーンがほとんどないってのはどうかと
あとは、主人公であるフランクさんの影が物語が進むに連れてうすくなっていって、どっちかというと脇の仲間たちにスポットが当てられていくってのはどうよ
なんだか凄い存在である主人公のくせに、そのすごさをじゅうぶんに発揮できないまま、単にハゲっぷりを見せつけただけで終わってる印象
その分、仲間であるマーヴィンが存在感バリバリでカバーしてるからいいけど、あまりに主人公が活躍しなさすぎな気がしてならない

なんか最近のブルースがからんでくる作品って、いまいち突き抜けるものがないような・・・
テンポのいい小粋なユーモアがちりばめられているのはおもしろかったし、マーヴィンやほかの仲間たちもナイスキャラだっただけに、あまりに普通すぎる内容でもったいないな、と思った一本でした

個人的評価:65点
おすすめ度:薄いとかハゲとか言っちゃダメ




RED レッド 予告

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