2013年1月24日木曜日

ダイ・ハード (1988/米)

監督:ジョン・マクティアナン
出演:ブルース・ウィリス / ボニー・ベデリア / レジナルド・ベルジョンソン / アラン・リックマン / アレクサンダー・ゴドノフ / ジェームズ繁田 / ウィリアム・アサートン / ポール・グリーソン

クリスマスイブ、妻の勤める企業の所有する高層ビルで行われたパーティに訪れる刑事のジョン
その時、謎の武装集団によってビルが占拠されてしまい…

ラスト・デイまでにシリーズをおさらいしとこうシリーズ
1作目はもうそれこそビデオレンタルが開始された当時に観たっきりで、「なんか普通のおっさんがドタバタしてた」くらいの印象しかありません
で、今回、ホントにかなり久しぶりに観なおしたわけですが…これ、こんなにおもしろかったんだ、というのがしょうじきな感想
単純な脳筋ハリウッドアクションではなく、ちゃんと中身も練られて作られていて次々に小気味が良く展開していく話の完成度がすごい
伏線の回収の仕方もよくって「そこで伏線をひろいますか」と感心せざるえない

内容的にはテロリスト集団に占拠されたビルを舞台に、主人公の刑事が孤軍奮闘してこれに対処するっていうアクション映画の王道
だけど何より特徴的なのが主人公が裸足&タンクトップ姿、そして口半開きでテンパりながら敵の様子をうかがうという情けないキャラっぷり
敵の集団に単身つっこんでいって銃弾の雨を避けながら華麗に撃ち倒していく、というアクション映画の主人公のフォーマットから著しく外れている
スーパーコップでもなんでもない、敵と一対一ならなんとか倒せるってだけの、ただタフですばしっこいおっさんなんですよね
でも、だけど、そんなおっさんがすっごい魅力的に描かれてるからおもしろい

話の展開的にもビルの外で無線のやりとりの中で絆を強める地元の警官とのやりとり、その警官の無能な上司、FBI、空気の読めないメディア…いろんな要素が複雑になりすぎないていどにストーリーに絡んでくるのが良いですね
あとは知的な香りのする敵の首領とのやりとりとか、主人公の正体が徐々に露呈されていってそのつど状況が優勢、劣勢と転がる作りとかまったく退屈することなく最後まで楽しめます

いやあ、こういう見かけだけじゃない芯までしっかり作られてる骨太アクションっていうのは良いですね
ただ頭からっぽにして観る派手なだけのものも嫌いじゃないですけど、さすがにシリーズ化しただけはある第1作目でした

個人的評価:90点
オススメ度:靴を拾う暇もなかった、のかな?




ダイ・ハード 予告


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