2013年1月1日火曜日

SUSHI GIRL (2012/米)

監督:カーン・サクストン
出演:トニー・トッド / ジェームズ・デュヴァル / ノア・ハサウェイ / アンディ・マッケンジー / マーク・ハミル / コートニー・パーム / 千葉真一 / マイケル・ビーン / ジェフ・フェイヒー / ダニー・トレホ

テーブルの上に用意された女体盛りをはさむ5人の男たち
刑務所を出たばかりの「フィッシュ」はダイアの在処を問われるが・・・

この制作陣との関係はよく分からないけど、とりあえず素人目に見ても「ああ、完全にタランティーノ意識してるな」ってのが分かります
というか「レザボア・ドッグス」のリメイクかって途中まで本気で思ってたわ
あと「キルビル」も入ってるかな、とネットで鑑賞後に調べてみたら、やっぱり同じ印象を受けてる人が多数いるみたいですね

話的にはダイアの在処をめぐって、事情を知っていると思われるフィッシュというひとりの男が他の面々にせめられる、と
そうこうしてるうちにことの発端となったダイア強奪計画の過去話が途中途中ではさまれ、過去がじょじょに話が見えてくると同時に現実のストーリーも進んでいくって感じ
シンプルそうで「何かある」っていう雰囲気がたまらなくおもしろい

ただ、しょうじき各キャラの説明をかねてる序盤の展開の遅さがタルイ
鑑賞後に振り返ってみれば、なんともストーリーを引き延ばしてるだけっていうマイナスイメージがわかざるえない
もっと会話劇をみてるだけでも魅力的な作りになってれば良かったんですが・・・

そんなタルさも終盤のいっきに畳みかけてくる真相にむけての加速で多少は気にならなくなりますね
各キャラの思惑、隠された真実、次々に「そういうことか」ってのが分かってくるのがテンポよく進んでおもしろい
確かにおもしろいんだけ、あまりにタランティーノ臭くてオリジナリティが薄いのはもったいない
タランティーノパロみたいな前提条件の色眼鏡だけで観ればすごく楽しめるけど、これ単体の映画作品としてはちょっと微妙な気がした一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:序盤にフグの説明は余計かなあ



SUSHI GIRL 予告

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