2014年8月24日日曜日

グレート・ビューティー 追憶のローマ (2013/伊・仏)

監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:トニ・セルビッロ / カルロ・ベルドーネ / サブリナ・フェリッリ / ファニー・アルダン / カルロ・ブチロッソ / イアイア・フォルテ / パメラ・ビロレッジ / フランコ・グラツィオージ / ジョルジョ・パソッティ / マッシモ・ポポリツィオ / ルカ・マリネッリ / セレナ・グランディ

元作家で記者をしている老齢の男ジェップ
夜な夜な豪奢なパーティに招かれては騒ぎに興じるものの、どこかむなしさを感じはじめる

ローマの美しい情景、観光客の俗っぽさ、そして死・・・その後もどことなくアーティスティックな表現のシーンが続いて、どうにも眠さしかない
それでも中盤を過ぎるとやっと話が収束しはじめて集中して楽しむことができました
必要だし、私には理解しづらいだけで何かを表現しているんだろうけど、ホントに人とあって会話するというのが延々と続くのは大げさじゃなく眠気との戦いでした

誕生日をむかえ、パーティの騒ぎのむなしさを感じ、初恋の女性の死をしらされ、それでも様々な人とのつき合いがある日々を過ごす主人公のダンディ老人ジェップ
色々と思い悩むところがありつつもローマでの暮らしを続けていく、みたいな話・・・だと思う
しょうじきこの作品の本質みたいなところは理解できてないと自覚はしてます

なにはともあれ個人的な鬼門は前半の作り
どこかアートっぽさが前面に出てる会話や描写が延々と続いて苦痛
イメージとしては重要なのかそうでもないのか判別できない問いかけをずっとされてるような感じで、それが非常に眠くてつらかった
それでも後半になるにつれて徐々に「そういうことが言いたいのか」という部分が見えてきて救われます

そんな余裕が出てくるとローマの美しさと俗っぽさの両方を内包する描写も楽しめてきます
最初に思ってた監督のオナニー映画かよってげんなりしてた部分すら、そう思わせるトリックだったのかな、と
あまり多くを語ると「何も分かってないじゃねえか」と言われそうなんで、ボロがでないところでやめておきます

個人的評価:70点
オススメ度:良い映画だと思いこめばいい、と言えなくもない




グレート・ビューティー 追憶のローマ 予告

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