2014年8月18日月曜日

ホットロード (2014/日)

監督:三木孝浩
出演:能年玲奈 / 登坂広臣 / 木村佳乃 / 小澤征悦 / 鈴木亮平 / 太田莉菜 / 竹富聖花 / 落合モトキ / 山田裕貴 / 鷲尾真知子 / 野間口徹 / 利重剛 / 松田美由紀 / 野替愁平 / 遠藤雄弥

家族のことで悩みを抱える中学生の少女、和希
ある日、女友達の紹介で春山という男と出会い・・・

世代としては原作マンガを読んでてもおかしくないですが、当時は完全にスルーしてた作品
ゆえに思い入れがないニュートラルな先入観で鑑賞
だけどやっぱり出演者、原作どっちかのファンが観て楽しむ作品なんだろうな、と感じましたね

乗り気じゃないままに結婚した父親の子として生まれた和希
そんな父もすでに亡くなっていて、母親とふたりで暮らしているが、母のつき合っている相手のこともあって和希は悩みを抱えていた
そんな中で出会った春山は、きっかけこそ最悪であったが、どこか似た者どうしなような感覚からじょじょに距離を縮めていき・・・みたいな話
和希&春山と母親のふたつの話が平行して進んでいく感じ

思った以上に暴走族要素は薄く、ケンカやら抗争やらの描写はあるものの、あくまで作品を彩る設定のひとつみたいな印象でした
全体的にどこか危ういイメージをずっとあって、そんな不安定な部分を「青春」とか「未熟さ」みたいな単語に置き換えて楽しむ作品なのかもしれません
ホントにちょっとした出来事でも心の針が大きくブレるキャラばっかりで、メインどころに母親も含めて作品を落ち着かせるしっかりした大人がいない

見た目以上に良い奴ぞろいな暴走族仲間とのやりとりとか、危なっかしい和希の不安定さとか、トオル父親との思い出とか、もちろん春山とのロマンス部分もおもしろい
話的にも良い話だってのも分かる、だけど個人的にどうにも心に響くものがないんですよね
「ホットロードという世界観を楽しんでください」みたいな表面的なドラマっぽい作りに感じ取れる

もちろん原作に強い思い入れがある方が観ればまた違った印象になるかもしれません
そういうところからいろんな意味でファン向けなのかな、と

個人的評価:70点
オススメ度:意外とおっさん客が観にきてて驚いた




ホットロード 予告

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