2015年1月25日日曜日

アニー (2014/米)

監督:ウィル・グラック
出演:ジェイミー・フォックス / クワベンジャネ・ウォレス / ローズ・バーン / ボビー・カナベイル / アドウェール・アキノエ=アグバエ / デビッド・ザヤス / キャメロン・ディアス

里親のもとで同じ境遇の子供たちと親が迎えにくる日を夢見る少女アニー
ある日、市長選候補のスタックスに道で偶然助けられたことにより、彼の選挙戦略のためにいっしょに住むことになる

はい、相変わらず超有名作品ながら、ベースになってる話は今までいちどもふれたことがないにわかですね
元がミュージカルっていうくらいの知識はあったんで、劇中でいきなり歌って踊りだしても驚きはしませんでしたが
そんな曲をふくめ、全体的におもいっきり現代的なアレンジがしてあるってのは素人目にも分かり、元を知っていても楽しめるんじゃないのかな、と
逆に原作レイプっていう意見もでるかしらんけど

親はないし里親はいじわるだけど、仲間たちと愛と夢にあふれて前向きに生きるアニー
金はあるけど愛も夢も希薄なスタックス
そんなふたりが打算の中でも疑似親子生活をやっていくことで、トラブルがありつつなんか良い感じになっていく、と
個人的な感じとして、この作品にある要素から日本のドラマがいろいろと影響を受けてるのかなあ、と思いましたね
あのドラマってこの作品のこの部分に触発されてるのかな、というのが所々ありました

まあ、それはそれとして、内容的にはほどよく間抜けな悪役と超絶善人という主人公周りの人間模様で、とがりすぎない安定感のあるまるみをおびた優等生な印象
ネット動画やSNSの現代風味、意地悪な人たちがほどよいスパイスになり、嫌みすぎない優等生っぷりな作りになっている
愛だの夢だの恥ずかしげなく言える古くさいノリも悪くない
むしろ現代劇風にみょうにリアルで人間関係の深淵をうじうじやられるより爽快で良いかもしれん

予定調和っぽさで、過度な刺激や良い意味での毒気は薄い「まあ、観て良かったかもね」とド安定な一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:さすがにイジワル里親の良い人化が唐突すぎるだろ




アニー 予告

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