2015年3月16日月曜日

イントゥ・ザ・ウッズ (2014/米)

監督:ロブ・マーシャル
出演:メリル・ストリープ / エミリー・ブラント / ジェームズ・コーデン / アナ・ケンドリック / クリス・パイン / トレイシー・ウルマン / クリスティーン・バランスキー / ジョニー・デップ / ダニエル・ハトルストーン / リラ・クロフォード / マッケンジー・マウジー / ビリー・マグヌッセン / ルーシー・パンチ / タミー・ブランチャード / フランシス・デ・ラ・トゥーア / サイモン・ラッセル・ビール / リチャード・グローバー / アネット・クロスビー

子供に恵まれないパン屋の夫婦のもとに魔女が訪れる
子供を授かりたければ森に入り、4つの物を3日以内に手に入れろと言われ・・・

いや、これは観る人を選ぶ映画かもしれん
ディズニーの、おとぎ話の主人公クラスがつむぐファンタジーだから予定調和な良い子ちゃん作品だろうと思ってたら強烈なパンチをもらった感じ
いいのか、ディズニーがこんなの作っちゃっていいのか、とじゃっかん心配にならざるえない
けど、そんな作風が個人的にはじわじわきておもしろかった

パン屋の夫婦が森に入ることで、シンデレラ、ジャック、赤ずきん、ラプンツェルのストーリーがリンクして有名なおとぎ話が歪んで展開していく、という流れ
最初の頃は「赤ずきんビッチだなあ」とか「こういう風に物語がリンクしていくのか」とか「バカ王子兄弟のバカ歌かよ」と森を舞台にした各キャラの行動が楽しめる
けっこうそれぞれのキャラに黒いところがあって、それも最初は「したたかな面もある」とポジティブに受け入れられるんですが・・・

やっぱり問題は第2部の進撃の巨人編でしょうね
第1部だけだったら誰もが予想してた良い子ちゃんな映画として終わってただろうに
話が終盤になるにつれて「こいつらなに言ってるんだ」という上辺だけというか、偽善というか、なんともいえないもやもやした感情がわいてくる
で、作品がラストを迎えた後、じわじわとわきあがってくるものがあるんですよね

各主人公クラスの行動や言葉だけを追えば良いラストなんだろうけど、さすがに素直に受け入れることはできない
そんな部分がおもしろいと感じられるか否かで人を選ぶかもしれません

個人的評価:85点
オススメ度:安定の色物ポジションのデップさん




イントゥ・ザ・ウッズ 予告

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