2015年3月30日月曜日

ジュピター (2015/米)

監督:アンディ・ウォシャウスキー / ラナ・ウォシャウスキー
出演:チャニング・テイタム / ミラ・クニス / ショーン・ビーン / エディ・レッドメイン / ダグラス・ブース / タペンス・ミドルトン / ペ・ドゥナ / ジェームズ・ダーシー / ティム・ピゴット=スミス / マリア・ドイル・ケネディ / フロッグ・ストーン / ジェレミー・スウィフト / キック・ガリー / ググ・バサ=ロー / エドワード・ホッグ / デビッド・アヤラ / ニキ・アムカ=バード / アリヨン・バカーレ / テリー・ギリアム

母や叔母たちとハウスクリーニングの仕事を嫌々つづけるジュピター
そんな彼女に異星人たちの魔の手がせまっていた

重厚なSFを観る覚悟で、深みのある設定を頭に受け入れる心構えだったのに、実際は典型的な派手なだけのザ・ハリウッド映画でした
まさにSFアクションジェットコースターで、熱の感じない爆発、とりあえず撃っとけな銃撃戦、かとんぼのように飛び回る飛行がぎゅっとつまっただけの内容
娯楽と割り切った頭を使わなくていい派手なアクション映画としては普通におもしろいけど、ストーリーとかSF要素を期待していると吠え面かきますね

実は地球は全宇宙を支配する一族によって管理されてて、なんか知らんけどジュピターはそんな王族のDNAを持つ存在だった
で、王家の3人のそれぞれの思惑により、ジュピターが鍵をにぎるってんで巻き込まれる中、騎士役として伝説的な傭兵ケインが大立ち回り
収穫やら、地球人の起源やら、混合種やら設定面ではおもしろいものはあるのに、とりあえず派手さを重視した作りはもったいないかもしれん

とにかく良く言えばテンポがいい、悪く言えば展開が唐突で総集編みたい
練りに練った作品の上っ面だけをすくい上げて切り張りしてる感じ
こんな急ぎ足になっちゃうなら、それこそ無理せずに二部作、三部作にすればいいのにと思わざるえない
カリーク、タイタス、バレムの王族トリオには個々の企みがあり、ジュピターがそれぞれの手に落ちてピンチになってはケインが颯爽と助けに現れる
話的にそんな繰り返しの印象しかない

なんてマイナス要素ばかりでアレだけど、ホントに頭空っぽにして観られる、いかにもなイメージとしての派手なハリウッド映画が好きな人ならじゅうぶんに楽しめる作品だと思います

個人的評価:70点
オススメ度:コメディ要素のことごとくがすべってるのも痛々しい




ジュピター 予告

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