2018年2月7日水曜日

祈りの幕が下りる時 (2018/日)

監督:福澤克雄
出演:阿部寛 / 松嶋菜々子 / 溝端淳平 / 田中麗奈 / キムラ緑子 / 烏丸せつこ / 春風亭昇太 / 音尾琢真 / 飯豊まりえ / 上杉祥三 / 中島ひろ子 / 桜田ひより / 及川光博 / 伊藤蘭 / 小日向文世 / 山崎努

腐乱した絞殺死体が発見されるが、わずかな手がかりに捜査は進展しないでいた
そんな事件に助言していた刑事の加賀は、そこに自分の亡き母との関連を見いだす

主人公である加賀の母親が事件を複雑にし、同時に深みを与えていたシリーズ完結編でした
事件じたいは単純なようで、どんどん関連人物のつながりが広がっていくことで複雑になっていき、ぬるい邦画ミステリーだと決めつけてぼんやり観ていると置いていかれるかもしれない
でもじゃっかん訳が分からなくなったとしても、真相につながる過去からの話を丁寧に描いているのでお手上げ状態にはならないと思う
けっきょく事の真相は複雑なようで単純、というミステリーとは違っていろんな要素が引っかかってくるのがおもしろい
各役者さんたちの演技、その表情も巧みで映画としての重厚さもある
感動の泣き映画というより、悲しみや憎しみ、愛やぬくもりがぐるぐるとめぐって感情にうったえてくる一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:さりげなく豪華キャストでシリーズを追ってきた身には懐かしい



祈りの幕が下りる時 予告

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