2013年7月26日金曜日

迷宮物語 (1987/日)

監督:りんたろう / 川尻善昭 / 大友克洋
出演:吉田日出子 / 津嘉山正種 / 水島裕 / 家弓家正 / 八奈見乗児 / 大竹宏 / 銀河万丈 / 屋良有作 / 田中和実

猫とかくれんぼをしていた少女
いつしか不思議な世界に引き込まれ、ピエロの導きに誘われて…

ひとつの作品を観たことによって連鎖的に「そういえばあれも・・・」と鑑賞したくなる法則
ってわけで「迷宮物語」です
しょうじきそれぞれの話がどんなものか記憶の彼方でしたが、そこはおっさんの記憶力的な特典として「いつでも新鮮に再鑑賞できるぜ」と前向きに考えることに
「SHORT PEACE」「MEMORIES」ときて、この「迷宮物語」が個人的には一番作品として完成度は高いと思いましたね
導入から作品の構成、短い尺によくまとまってます

「ラビリンス・ラビリントス」
この作品の導入としては最適な話
不思議な世界に迷い込んだ少女と猫が、ピエロに誘われつつ最後には次に続く作品を鑑賞する立場となってます
少女、猫、鏡の向こう、不思議な世界というとアリスみたいなファンタジックなアレを想像しますが、この作品はいたって昭和チックな和のテイストな雰囲気
大人の社会人、サラリーマンのシステマティックな部分を風刺するような描写も良いですね

「走る男」
近未来のマシンレースのチャンピオンが主人公
ずっと頂点に立ち続ける男の秘密をサイバーパンク(?)っぽく描いている
アニメ作品として、今でも色あせないどころか、現在でもじゅうぶんに鑑賞に耐えうるビジュアルが印象的ですね
内容としてもレースとしての迫力、主人公の能力、クラッシュシーンの描写、それぞれぜんぶ高クオリティと言わざるえない

「工事中止命令」
ジャングルの奥地で自立機械によって大工事がオートメーションで行われている場所へ、社命によりひとりの男が工事の中止を命令するためにやってくる
狂った機械たちによって暴走ぎみに工事が続く場所
人間は主人公ただひとり
工事中止の命令も現場のロボットは聞く耳もたず、あげくに妨害行為とまでとられてしまい、さらにはどんどんロボットたちは狂っていく、と
オチや世界観ともにいかにも大友克洋が関わりそうな作品ですね
最初はコミカル、だんだんとダーク、最後はシニカルな感じでおもしろい

という感じでショートアニメ祭が、おっさんひとりの中でかってに盛り上がってて申し訳ない
でも、ほら、なんとなく昔を懐かしむそんなお年頃ってことでご容赦ねがいたいです

個人的評価:85点
オススメ度:次はアレが、いやコレも捨てがたいと次々に頭に浮かぶなつかしアニメたち




迷宮物語 予告


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