2013年7月20日土曜日

紅の豚 (1992/日)

監督:宮崎駿
出演:森山周一郎 / 加藤登紀子 / 桂三枝 / 上條恒彦 / 岡村明美 / 大塚明夫 / 関弘子 / 阪脩 / 田中信夫 / 野本礼三

呪いにより豚の姿になった飛行艇乗りポルコ・ロッソ
空中海賊相手の賞金稼ぎをする中、エンジンの不調時にカーチスによって撃墜されてしまい…

昔に観た時は「豚が主人公とかさすがにねえわ」みたいに、なんかポルコがダサくて地味な印象しかなかった
ジブリ=子供向け(&萌え要素のある)キャラ作品と思ってたこともあって、ちょっと当時の個人的評価はイマイチだった
おっさんの豚がダンディに飛行艇にのってなんたら、くらいの記憶しかありませんでした
だけど、自分がおっさんになった今、改めて観てみると(あたりまえかもしれないけど)ちょっと違った印象を受けましたね

とりあえず主人公のポルコ、昔は「おっさんな豚」というキャラにその良さがまったく理解できなかった
かわって今、再び観てみるとけっこうポルコって子供っぽい感じにみえるから不思議
ダンディな素振りをみせても、勝負ごとやら女がらみのことには妙にガキっぽいリアクションしてるなあ、と
内容にしてみてもけっこうエンターテインメントしてて、深く考えずに世界観を楽しめる作品だったんだな、みたいに再認識せざるえない

ただストーリーはちょっと物足りないですよね
うっかり撃墜されちゃって、新しい機体を作ってもらう課程で出会いやらポルコの背景を描き、ラストにリベンジというシンプルさ
せっかく空軍をからめてきたんだったら、もっと大乱闘な飛行艇バトルシーンを観たかった気がしないでもない
空軍の大部隊VSポルコ(+カーチス・空賊連合)みたいな、キャラや陣営入り乱れてのクライマックスバトルとか盛り上がると思うんだけど

まあ、そういう意味では昔に抱いた印象も、今また観てみての印象も「ちょっと地味だよね」って感じかな
それでも前に観た時よりは確実に楽しめたとは思いますが
とりあえずは世界観と雰囲気重視な作品としてなら、じゅうぶんに楽しめた一本でした

個人的評価:75点
おすすめ度:人間に戻ってもさほどイケメンじゃない現実は良し




紅の豚 予告


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