2013年7月28日日曜日

ルパンの消息 (2008/日)

監督:水谷俊之
出演:上川隆也 / 岡田義徳 / 佐藤めぐみ / 新井浩文 / 柏原収史 / 津田寛治 / 正名僕蔵 / 中村靖日 / 山田辰夫 / 吹越満 / 街田しおん / 下元史朗 / 俵木藤汰 / 江畑浩規 / 宮地真緒 / 相島一之 / 遠藤憲一 / 塩見三省 / 羽田美智子 / 長塚京三

3億円事件の容疑者を取り調べつつも時効としてしまった刑事の溝呂木
それから15年、ある時効間近にせまった殺人事件の指揮をまかされ・・・

「震度0」がおもしろかったので、同じスタッフによる作品を観てみよう、と
まあ、これも映画ではないですが細かいことは言わない方向でひとつ
この作品は「震度0」とはまた違ったおもむきなんだけど、どことなく作風は近いものがありますね
でも個人的にですが、なんとなくこっちの方が雑、というかまとまりが悪いかなと思わざるえない

3億円事件の最後の容疑者の取り調べで、その時効の瞬間に立ち会った主人公
それから15年が経った後に当時の上官から呼び出され、時効間近の殺人事件をまかされる
容疑者としてあがる3人、そして、その3人は3億円事件の容疑者とも面識があった
3人の容疑者の取り調べの中、「ルパン作戦」とよばれるたくらみから事件の真相、そして新たな謎が浮かび上がり・・・という内容
序盤は取り調べによる断片的な情報から、次々に新たな謎が浮かび上がってきて「単純な事件じゃない」という深みを描いていきます

新たな容疑者と人間関係が露わになっていくことで、本当の真相が見えてくるんですが、事件そのもののオチは2時間ミステリドラマレベルのありきたりなもの
というか途中までホントに「なんだよ、普通の2時間ミステリドラマじゃんかよー」と退屈感をおぼえます
だけどクライマックスにはちゃんとそれだけじゃない、という展開もあるので作品じたいは総じてよくできてます

ただ、やっぱりなんというか「おもしろいんだけど」という感想が一番しっくりくるかな
ストーリーに対して描ききる尺がぜんぜん足りてないのがアレですね
限界までそぎおとしてまとめてみました、それでもなお描ききるには尺が足りなかった・・・みたいな
おかげで3億円事件をからめる意味がちょっと弱くなってるし、主人公の存在じたいが薄くなってる気がします

個人的評価:70点
オススメ度:なんか良い奴らだってノリだけど、普通にどうしようもない悪ガキですから




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