2013年7月22日月曜日

SHORT PEACE (2013/日)

監督:大友克洋 / 森田修平 / 安藤裕章 / カトキハジメ
出演:早見沙織 / 森田成一 / 山寺宏一 / 悠木碧 / 草尾毅 / 田村睦心 / 浪川大輔 / 二又一成 / 檀臣幸 / 牛山茂 / 大塚明夫 / 置鮎龍太郎 / 春名風花

日本を舞台にした時代や世界観の異なるオムニバス
4つの個性的な物語で構成される

大友アニメの全盛期を彷彿させるアニメ映画、ってんで期待して鑑賞したんですが・・・
いや、それぞれつまらない、というわけではんだけど、「武器よさらば」以外の作品が「和」のテイストがベースになってることから全体的にバラエティ豊かな作品たちという感じが薄い
どっちかというと「武器よ~」だけが異色で、あと3つは「和」という意味で同類になってる感じでかたよってるかな、と

わかりやすくシンプルで昔話みたいな感じでまとまってる「九十九」、3DCGな雰囲気がじゃっかんナチュラルさにかけてるけど最初のエピソードとしては軟着陸でいい
で、次の「火要鎮」は浮世絵の世界が動き出したような映像と炎の描写が「だけ」が見所と言わざるえない
しょうじきエピソード的には「で?」って感じ
3つ目が「GAMBO」、ここで「なんか似たような「和」の世界観が続くな」とちょっと心に引っかかるものが芽生えます
話じたいは個人的に一番おもしろかったし、なによりガンボさんが最高にかっこよすぎ

で、最後がメイン(?)の「武器よさらば」
雰囲気からなにからまんま大友マンガっぽさがただよいます
荒廃した世界でのSFなんですが、けっこう今風なゲームっぽい描写もあって古くささはないですね
ただ、これといった目新しさはないかなあ
オチは読めるけど、なんとも懐かしい感じがして「ああ、こういうマンガ、昔けっこう読んだなあ」としみじみ

という感じでこの映画じたいはこれで終わりなんですが、なんというかホントに全体的な視点でみてバランスとってるの?といった印象が強い
とりあえずなんにも考えずに寄せ集めた、という感じがしないでもないんですよね
ひとつひとつの作品のクオリティはまずまずなんだけど、鑑賞後に「あ、え?終わりッスか」みたいな物足りなさがある、そんな一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:やだ、赤鬼さんガチロリコンじゃないですか



SHORT PEACE 予告

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