2015年6月7日日曜日

原宿デニール (2015/日)

監督:タカハタ秀太
出演:武田梨奈 / ミンス / ジュノ / ジュン / シュウタ / ギュミン / 今野浩喜 / 麻宮彩希 / 平田薫 / 椎名もも / 小山莉奈 / 外岡えりか / 三宅ひとみ / 田代さやか / 千阪健介 / 廣田ミヨン / ダレアレ悟 / Robin / 藤原理恵 / 野添義弘 / 木下ほうか / 山本浩司 / 浅利陽介 / 松尾諭 / Maiko / Yumi / Hami / 千佐文子 / 松本若菜 / 伊藤祐奈 / 街子 / アレクサンドラ・サナフィーバ / 太田篤

パンストのデニール当てをしている男、婦警やスカウトされることを夢見る男女
原宿を舞台にそこに集まる人々のエピソードが描かれる

しょうじきどんな話なのかまったく予想できなかったけど、実際に観てみるとオムニバスのような、劇中劇のような、ループもののような、イメージオチのような、なんともいえないジャンルの作品でした
思ったよりバカ騒ぎ度は低く、淡泊に文字通りくっだらねえ話が続くのがだんだん病みつきになってくる
すっごいおもしろいってわけじゃないのに、なんかよく分からないうちに作品にハマっていきます

話としてはある女性が、目にした人たちから着想してエピソードを書き上げていく感じのもの
実際のできごとなのか、脚本をイメージ化したものなのか、はたまた映画として撮影している体なのか、そんな部分をどうでもいい感じに「くっだらねえ」と観ているのがちょっとずつ楽しくなってきます
原宿という街について詳しい人はなお楽しめるかもしれません

全体的に淡々と話は進むんで、登場人物が多いわりにごちゃごちゃしてない
それでいて各エピソードをまたいでキャラが関わりあってきて、ゆるい感じで関係が収束していく
観ていても「けっきょくどんな方向へ話が落ち着くのか」ってのが見えづらいのが、良くも悪くも最後まで気持ちの引っかかりが持続しますね

合成着色料、保存料てんこもりなのに、けっきょく口と手を油まみれにしながら最後まで食べてしまう駄菓子的な変な魅力のある一本でした
B級っぽいのを許容できない人には完走はつらいかもしれんね

個人的評価:75点
オススメ度:新宿より40分短い原宿、監督にもっとしゃべってほしかった




原宿デニール 予告

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