2015年6月8日月曜日

トゥモローランド (2015/米)

監督:ブラッド・バード
出演:ジョージ・クルーニー / ヒュー・ローリー / ブリット・ロバートソン / ラフィー・キャシディ / トーマス・ロビンソン / ティム・マッグロウ / キャスリン・ハーン / キーガン=マイケル・キー / ピアース・ガニォン / ジュディ・グリア

少年フランクは万博で出会った少女アテナにあるピンバッヂをもらう
そして、それによって不思議な未来世界のような場所へ導かれるのだった

どうせディズニーを誉めよ讃えよってなヌルイ映画かと思ってたら、意外と最後まで楽しむことができました
あえて今の時代だからこそのテーマなんだろうけど、もうちょい画的にショボくても1980年代から90年代にかけての頃に作られていれば名作SFアドベンチャーとして名が残ってたかもしれないですね
観ていて確かにわくわくするし、気持ちも盛り上がるんだけど「どこか懐かしい」という印象が強い
この「懐かしさ」が「新しさ」に感じられた時代に鑑賞したかったかも

夢のような未来世界へ導かれるフランク
そして時は経ってケイシーがその場所の存在を知ることになるけど、なんかそこでは問題が起きていた
という中で事態の把握と問題解決のために大騒動なアドベンチャーが展開される、と
ちょっと昔の簡単に情報が得られない不便さを空想で埋めていた日々、そんな時によく観た希望と奇抜なテクノロジーにあふれたアドベンチャー映画的な感じ

少年フランクの冒険、そしてケイシーとアテナの名コンビっぷりが楽しいですね
必要以上にネガティブな要素がなくて、テーマも分かりやすいのもいい
ただ、あるていどの大人が懐かしさを感じながら観るなら楽しめるかもしれないけど、やっぱり今の子供たちには派手さはあるものの低刺激すぎるかもしれない

なにより一番この映画を観るべきはやっぱり小さな子供たちなんだろうけど、一番楽しめるのはおっさんという、じゃっかんターゲットがブレてる感は否めない
もっと親子で観ようぜ、みたいなファミリー映画路線で売り出した方がいいんじゃなかろうか
「ベイマックス」といい、なんか日本での宣伝の方向性は微妙にずれててもったいないですね

個人的評価:80点
オススメ度:でも日本じゃSFというジャンルはファミリー路線とは相性悪いかな




トゥモローランド 予告

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