2015年6月7日日曜日

トイレのピエタ (2015/日)

監督:松永大司
出演:野田洋次郎 / 杉咲花 / リリー・フランキー / 市川紗椰 / 古舘寛治 / MEGUMI / 岩松了 / 大竹しのぶ / 宮沢りえ / 森下能幸 / 澤田陸

フリーターの園田はバイト中に倒れ、病院に運ばれる
その検査結果が知らされる日、親族の代わりに病院で出会った少女に妹役を頼むのだった

病ものとボーイミーツガール、どう話が転がるのかちょっとめんどくさそうな感じがしたけど、内容はすごい分かりやすいものだった
ちょっと過剰説明すぎじゃないのか、と思えなくもないくらいで、私のような鈍い人間にも描きたいものが理解できるほど
主人公とヒロインのじゃっかん不安定な部分は、実力のある人たちが脇を固めることで良い形になっているドラマでした

自分の人生にさめてる主人公が死の宣告を受けることで、ヒロインといっしょに生きることか真剣に考えるようになるうんぬん、ってな話
そんなふたりがメインに変わりはないけど、主人公の周りの人物たちの存在もかなり大きいですね
停滞した人生を送ってた男が、悪い意味でも良い意味でも動かされ動き出す姿がおもしろい

ヒロインである真衣の存在が主人公の歩みを助けるだけなポジションではなく、もうひとりの内なる園田としての代弁者になってるのがいい感じ
最初こそ真衣の言動や行動に観ててイラっとくるものがあったけど、園田とのセットでとらえるとバランスがとれてると気づける
真衣の言葉は園田の耳をふさいで聞こえないようにしていた自分の心の声、みたいな感じで

作品として言いたいことなんかもだいたい園田&真衣が言葉と行動で語ってくれて、なんかドラマを自分の力で分かったように、ちょっと賢くなったような優越感を自然と感じさせてくれる一本でした

個人的評価:80点
オススメ度:リリーさんの美尻といい、なにげに尻映画とも言えなくもない気がしないでもない




トイレのピエタ 予告

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