2009年10月6日火曜日

ワイルド・スピード (2001/米)

監督:ロブ・コーエン
出演:ポール・ウォーカー / ヴィン・ディーゼル / ジョーダナ・ブリュースター / ミシェル・ロドリゲス / リック・ユーン / マイク・ホワイト / ボー・ホールデン / チャド・リンドバーグ / ジョニー・ストロング / マット・シュルツ


400mの直線を全速で走りきるカーレースゼロヨンのカリスマ、ドミニク
そんな彼に近づき挑戦する男、ブライアンにはある理由があった

4(MAX)を観にいくまえに過去作を予習しといた方がいいんじゃないか?ということで視聴
このシリーズにかぎらず、けっこう有名作品はスルーしてるのが多いから困る
それにしてもトランスポーター3、湾岸ミッドナイト、ワイルドスピードMAXと車系の作品が続きますね
個人的には車の知識は皆無、というか車種すらろくに知らない車愛のない輩ですが、でもこういう走りの迫力を追求する作品は好物のひとつです
迫力があれば別に車じゃなくても、他の乗り物でもOK
「トルク」とかもアホっぽくて好きです

で、観てみて意外だったのが、これってレースものの映画じゃなく、普通に刑事ものだったのねという事実
シリーズ重ねてるし、今さらネタバレってほどじゃないと思うんで言っちゃいますが、潜入捜査官であるブライアンの捜査パートがメインでしたね
もっとレースとかバリバリあって、市街地とかびゅんびゅん走るのかと思ってたんですが
それにレースもゼロヨンなんで、ぶっちゃけコーナリングとか、対向車をぬって走るとかもない、ただまっすぐにスピードまかせに走るだけという
よく知らないけど、こういう感じのレースって結局はマシンに金かけてるやつが一番速いんじゃないのかと思わざるえない

そしてドミニクやその仲間たち、良い関係になったドミニクの妹とじょじょに友情愛情を深めていきつつ、警官であることを隠して捜査も進めていかざるえないというジレンマ
そこらへんを楽しむ映画なんですが、こういった内容だとラストに捜査対象である真犯人をドミニクとブライアンが友情パワーでこらしめる、ってのが定石だと思うんです
そんな変な思い込みがあったからこそ、事件の真相は個人的に「あ、そうくるんだ」って感じでしたね

最後のオチも、ブライアンの気持ちは分からんでもないけど、ブライアンの最後の行動とか「えー、それってちょっとどうなん…」な印象が
「ミーシャ」や「スラムドッグ~」の主人公みたいに生きるためにしかたなくやってる罪なら、見ててもそう違和感はないんですけど…
さすがに自分の趣向のためにやったことのツケくらい精算させようぜ

そんなわけで、まあ、深く考えずに楽しめればいい着飾るのが好きな男の子向き映画って感じでしょうか
作品じたいは悪くはないけど、冷静に考えるとどうしてもね

個人的評価:60点
オススメ度:私欲の犯罪はダメ




ワイルドスピード 予告

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