2009年10月9日金曜日

ワイルドスピード MAX (2009/米)

監督:ジャスティン・リン
出演:ヴィン・ディーゼル / ポール・ウォーカー / ミシェル・ロドリゲス / ジョーダナ・ブリュースター / ジョン・オーティス / ラズ・アロンソ / ガル・ギャドット / テゴ・カルデロン / ドン・オマール / シェー・ウィガム / ライザ・ラピラ / ジャック・コンレイ / サン・カン / マーサ・ミシェル / グレッグ・サイプス / ロン・ユアン / アレハンドロ・パチーノ


ロスでFBIに身をおいていたブライアン
そこへ仲間を殺され復讐のためにドミニクが戻ってきた

そんなわけで連日の一人ワイルドスピード祭りの最終章
うーん、なんというか、ダメだこりゃって感じでしたね
完全な1の正統続編な作りで、シリーズの中で一番シリアス展開・・・というか全編シリアスな流れ
でも、ストーリーは今まで通りのアレなままなんで、そこをシリアスにドラマパートを強調したって逆に痛いだけでしかない

なにより予告を見て「お、これは面白そう」と思ったシーンがすべて冒頭で消化された時点で「あれ?ちょっとやばい臭いがしてきたぞ」と思いましたね
そんな風で、とりあえず作品としてのつかみはよくできてます
3の主人公はでてこなかったけど、それでもちゃんと3とのつながりも描いてました
しかし、ドムは1でああなったのに、まったく成長していないっぷりがどうかなあ、と
冒頭でドムが1のあるシーンを踏襲した感じで現れるんですが、そこはほら、同じようで実はあの頃とは違うって演出が見たかった

そこからブライアンの現状が描かれて、二人のエピソードが交錯していって通りを閉鎖しないリアルストリートレースのシーンまでは丁寧に描かれていて楽しめました
マジでいままでのシリーズの集大成だなあって感じで面白かった
だけど大人になって軽口もたたかないドムとブライアン、お互いにむっつりしてるだけでちょっとした笑いの要素もないのはどうかと
どんなに気張ってもストーリーは相変わらずクソなんだから、もっとB級の軽いノリは残しておいてほしかった

ラスボスは終盤までベールに隠されてるんですが、正体というかそのキャラがあんまりに魅力がなくってがっかり
しかも特に見せ場もないままにケリはついちゃうし、その後のクライマックスともいえるカーチェイスも、敵に魅力がない上に暗くて地味
見ててどんどんパワーダウンしていってるが分かりましたね
どう考えても冒頭のシーンが一番力入ってて面白かった

そして、個人的にもっともダメだなと思ったのは、終わり方ですね
さすがにそこで終わっちゃいけねえよ、と言わざるえない
そこはもっと最後までやりきって、そっから先は見てる側に放り投げてもよかったんじゃないでしょうか
さすがに消化不良すぎる

と、ワイルドスピード鑑賞も最後の最後で一気にテンションが落ちた残念な結果に
いや、この4もホントに途中までは楽しめたんだけど、さすがにこれはないわ
個人的に一番ダメな部類に入る「作品として本気で作ったものの、デキががっかり」映画でしたね
ワイルドスピードらしく、もっと肩の力を抜いて作ってほしかった

個人的評価:50点
おすすめ度:MAXの意味が分からない




ワイルドスピードMAX 予告

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