2009年10月8日木曜日

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (2006/米)

監督:ジャスティン・リン
出演:ルーカス・ブラック / バウ・ワウ / ナタリー・ケリー / ブライアン・ティー / サン・カン / レオナルド・ナム / ブライアン・グッドマン / 千葉真一 / ザカリー・タイ・ブライアン / ニッキー・グリフィン / ジェイソン・J・トビン / 北川景子 / リンダ・ボイド / ヴィンセント・ラレスカ / 妻夫木聡


無謀運転を繰り返し、そのつどアメリカを転々としていた少年ショーン
とうとう国内にすら居場所がなくなり、少年院か父親のいる日本か選択がせまられる

そんなこんなでワイルドスピード過去作もこれですべて
なんか世間的にこの3が一番評判悪いみたいですが、個人的には一番楽しめましたね
勘違いされてる日本、どうみても中華な方面のアジアな人にしか見えない登場人物、ガイジンの学ラン姿…とっても素敵なB級要素盛りだくさんですね
一般的にはそんな所がマイナス要因になってると思うんですが、そこばかりに目をやらずにちゃんと全体を見れば、1よりカーアクションは多め、2よりドラマ性はあるって感じでちょうどいい具合な作りにはなってると思います
まあ、それでもストーリーは相変わらず「どうでもいい」感じで、内容も少年マンガ的な青春チンピラストーリーですが

せっかく東京がメインになってるのに、主人公の取り巻きが外国人ばかりでなんともいえない
もうちょっと、こう豆腐屋の息子みたいのと仲良くなって、ドリフト技術を習得するみたいなイベントがあってもいいと思うんですがダメですか
本編でもショーンが「ドリフトってなんだよ」みたいなことを言うんですが、ガチでドリフトとか日本でもてはやされてるだけの技術なんですかね
たしかに非効率的な感じはしますが、狭くごみごみした場所をせせこましく走るより、見栄え重視ですべってぬっていく方がかっこいいじゃない
そんな感じで、作中でもホントにドリフトシーンがスピード感あって見てて楽しい
前作までがパワーバトルで、今作は本当に曲芸バトルって感じですね

主人公が交代し、見ず知らずの土地で、しかもドリフトとかやったことない技術を習得していくって流れがあるので、話的にもちゃんと内容に入り込めるようにはなってます
2みたいにバカやって走ってたら終わってた、というのもいいですが、主人公がみんなできることができない状態から、じょじょに巻き返していくという少年マンガの王道展開もいいもんです

アメリカ時代の粗野で自己中でどうしようもないクレイジーな主人公が、日本にきてなんで急におとなしい物腰の柔らかい人間になっちゃったのか不思議でなりません
まあ、それでも日本にきても自分勝手な所は多々ありますが
そんな中でも個人的にどうにもなんだかなあ、と思う点がひとつ
ヤクザってそんな優しい人たちじゃない気がするんですよね
ある意味で面子をつぶされてるのに、その相手を自由にするとか考えられないです
なんて、そこ以外にももっとつっこむべき所はいっぱいあるだろ、と言われそうですが個人的に大まか他のところは許せる…というかB級的に楽しめました

あとはラストね
まさかあの人が出てくるとは思わなかった
それはそれとして、結局のところこのシリーズは2が1の外伝、3が1のスピンオフといった感じなんでしょうか
ぶっちゃけ通して見たものの、4に向けてテンション上げるつもりだったけど、各作品が「つまらなくはないけど、そうはしゃげるほどおもしろくもない」という微妙な評価で困る
もちろん4には3の主人公もでてくるんだろうな
けっこう魅力ある人物なんで、でてこないと許さないよ

個人的評価:70点
オススメ度:「セット」の女の子は脱力系




ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT 予告

0 件のコメント: