2009年10月7日水曜日

ワイルド・スピードX2 (2003/米・独)

監督:ジョン・シングルトン
出演:ポール・ウォーカー / タイリース・ギブソン / コール・ハウザー / エヴァ・メンデス / リュダクリス / デヴォン青木


ロス市警を辞め、マイアミでストリートレーサーになっていたブライアン
ある日、レース中に警察に捕まったブライアンは過去の罪状をチャラにするかわりに潜入捜査の協力をもちかけられる

ワイルドスピード講座第二回目
いやあ、これですよ、これ
ワイルドスピードって映画の第一印象として、こんな作品だろうなあって思ってたものがすべてありましたね
1に比べてとにかくカーアクションが増え、とりあえず物事はすべて「走りで話をつけようか」な頭からっぽ展開が素敵すぎる
しょうじき映画的には1の方が完成度は高い
でも、2のこのB級っぷりが個人的にはたまらんのですよ

新キャラとしてはっちゃけ黒人のローマンがでてくるんですが、最初は「あれ?ドムは?」と思いもしましたが、このロームもいい味だしててよかったですね
ちょっとブライアンがただのクレイジー野郎に成り下がってたのがアレですが、まあ許容範囲内
とにかくロームのキャラが個人的にツボにはいって、すごい気に入りましたね
いいわあ、こういう友だちほしいわあ

で、今回のストーリーなんですが、一言でいうと「ストーリー?なにそれ?おいしい?」ってくらいにないに等しい
人物の感情の起伏や、人間関係のドラマ、そんなもんはクソ食らえ
とにかくいっぱい車が走ってればいいじゃん。面白いじゃん
そんなノリのクソB級映画
まさに楽しんだもん勝ちな内容で、冷静なツッコミを入れる人には向いてないかと

まあ、それでもさすがにこのストーリーは幼稚すぎないか、と所々おもう部分もあります
あとは登場キャラがことごとく薄味で、ふかく描かれないんで最後まで見ても「で、おまえはどういうキャラなんだ」というヤツもちらほら
内容もちょっとライトすぎる気がして、もうちょっと重いところがあってもなあ、と
それでもブライアンとロームの友情っぷりはいいですね
二人の友情をからめて、1の最後のブライアンの行動の意味もさらっと語られますが、それでも個人的には納得できなかったです

そんなわけで、2にして速くも超B級…いやクソB級映画になったわけですが、B級耐性がある人は1より楽しめるのは確かです
ちょっと退屈でも普通の作品が見たいって人はおとなしく1でリタイアするのが正しい選択かもしれません

個人的評価:60点
オススメ度:CGのチープさは大目にみましょう




ワイルドスピードX2 予告

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