2009年10月2日金曜日

湾岸ミッドナイト THE MOVIE (2009/日)

監督:室賀厚
出演:中村優一 / 小林涼子 / 加藤和樹 / 米原幸佑 / 佐田正樹 / 大桑マイミ / 菅田俊 / 石川伸一郎 / 林未紀 / 山本ひかる / 松本莉緒 / 袴田吉彦


高校生ながら夜は湾岸での自慢の車をとばす朝倉アキオ
ある日、かれは解体工場でかつて「悪魔のZ」と呼ばれた廃車寸前の車と出会う

原作は知らない状態で視聴しましたが、もっとおバカで走りがメインの物語かとおもったけどそうでもなかったのね
けっこうドラマ部分もよくできていて、ハリウッド的な「んなこたあ、いいから走ろうぜ!」っぽいノリが薄い
とはいえ、それでも作りが若者向けっていうか、あまりこういう車が好きな男臭い人たちが観るような作風ではないですね

廃車になっていた悪魔のZとの出会い、復活まではけっこう盛り上がって、そこから宿敵ブラックバードとのバトルは燃えまくります
だけど、その決着後からがどうにも中途半端な展開になって残念でなりませんね
全体的に走りのバトルは迫力がなく、「200(km)オーバーだぜ」っぽいこと言われても、それが説明台詞みたいな感じで実際はそう臨場感は感じられないのが残念

あとは話の展開が、Zを直す→バトル→事故→Zを直す・・・の単調な繰り返しなのが、ね
しかもバトルする相手はほぼブラックバードだけなんで、しょうじきもっと違う車とのバトルもバンバンしてもらって楽しみたかったかなあ
現役アイドル、その師匠的なカメラマン、主人公の友人の兄、少ないながらも個性的な他の走り屋がでてくるのに、ブラックバード以外とのバトルを入れない理由が分からない
予算か?予算の問題か?

ドラマ部分もアイドルとその師匠の絆イベントはいいんだけど、そこに主人公がいっさいからまないのはどうなんだよ、と
さらに理解ある先生とのやりとりもいいけど、そこはそこ「走り屋なら口を動かさずに車動かせ」と言わざるえない
頭からっぽの格闘家どうしの戦いみたいに、もっとバカっぽい展開でもいいから「とりあえず走りで話そうか」みたいなノリの方がしっくりくる気がしてならない
ラストもなんか煮えきらないというか、すっきり爽快な気分にならない決着の付き方だし

さらにヒロインが終盤にビッチ化するのはいかがなものかと
ネタバレしないけど、かなりひどいことをしておいて、あっさりと主人公に「許して」とか自分から言うとかどんだけビッチなんだよ
おまえちょっとかわいいからって、そんだけで許してもらえると自分で思っちゃってるの?ん?ん?

と、けっこうダメな部分ばかり目に付きますが、まったくつまらないわけじゃないんですね
逆にけっこう楽しめたゆえに、逆にダメな所を言いたくなる・・・そんな映画でした

個人的評価:60点
おすすめ度:オッケェゼットォォォ(核爆)




湾岸ミッドナイト THE MOVIE 予告

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