2013年9月22日日曜日

セイフ (2012/米)

監督:ボアズ・イェーキン
出演:ジェイソン・ステイサム / キャサリン・チェン / ジェームズ・ホン / クリス・サランドン / ジョセフ・シコラ / ロバート・ジョン・バーク / レジー・リー / アンソン・マウント / サンドール・テクシー

格闘技の八百長試合でヘマをしてロシア系の組織に目をつけられる男、ルーク
一方、中国系の組織に囲われていた天才少女メイ、ふたりは偶然に出会い協力して逃亡をはかる

「ロック、ストック~」のような「トランスポーター」のような「アドレナリン」のような、ジェイソン・ステイサム出演作をまとめみたいな作品でしたね
ただし3つの作品を足して5で割ったくらいに、なんかどっかで見たことあるシーンの連続という意味で、アクション映画としては凡作なのが残念
観ているさいちゅうはかなり楽しめますが、鑑賞後になにかしら印象に残るものが少ない作品という感じ

ヘマをやらかしたことから、ロシア系の組織から監視される日々に疲れきっている主人公ルーク
いちど目にしたものは完璧に記憶できる能力の持ち主で数字に強く、パソコンがわりに中国系組織に利用される少女メイ
ルークとメイはひょんなことから出会い、組織から戦いつつ逃亡をはかる
ロシア系組織、中国系組織、汚職警官たちが互いに争いつつも主人公たちを追う、という乱戦アクションものですね
戦闘能力の高い男とカギを握る少女、そんな主人公たちに襲いかかる組織・・・まあ、よくある設定ですわな

短いカットを素早くつないでいったり、バックミラーを巧みに利用したカメラワークだったり、基本はスタイリッシュアクション映画で観ていて退屈することはありません
なによりジェイソン・ステイサム好きならじゅうぶんに満足できる内容になってますね
ただ、どうにもこうにもいまひとつ突き抜けるなにかが足りなく感じるのも確か
バカ要素のない「アドレナリン」というか、カーアクション控えめな「トランスポーター」というか、分かりづらいかもしれないけどそんな感じ

それでも主人公であるルークのキャラは個人的によかった
単なる脳筋戦闘要員じゃない、というのが徐々に分かってきて最後にはいろんな意味ですげえ奴だったんだな、となって素敵です
ただ、そんな超大物っぽい人物でありながら、あからさまな手口にひっかかったりするのが「?」とならざるえない
あとは最初の八百長試合をやるほどに落ちぶれた理由もつかめないかなあ

アクション大作になる要素はじゅうぶんにあるのに、なんか微妙に細かいところでつまづきまくってる、そんな感じがする一本でした

個人的評価:75点
オススメ度:セイフ、というテーマはよく描けてる・・・けど、別にアクション映画としてはどうでもいい




セイフ 予告


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