2013年9月16日月曜日

ウルヴァリン:SAMURAI (2013/米)

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン / 真田広之 / TAO / 福島リラ / ハル・ヤマノウチ / ウィル・ユン・リー / ブライアン・ティー / ファムケ・ヤンセン / スヴェトラーナ・コドチェンコワ / 角田信朗

驚異の再生能力をもつミュータント兵士ウルヴァリン
彼が過去に長崎で命を救った男、矢志田からお礼がしたいと使いの者が現れ・・・

なんというか「○○、××へ行く」みたいなノリで「ウルヴァリン、日本へ行く」的な内容でした
いちおウルヴァリンの再生能力から生死をからめた内容でもあるんだけど、どうみても単にヤクザ、サムライ、ニンジャというザ・日本な相手との戦いを描きたかっただけじゃねえの、と
戦闘シーンは迫力はあるけど、全体的になんかアメリカンジャパニーズな表現が強くてアニメチック
総じてつまらなくはないけど、別段おもしろくないという作品に分類せざるえない

自分の運命を呪い悩みつつ隠れるように生きるウルヴァリン
そんな彼の前に過去に助けた日本人兵士からぜひ日本に招いてお礼がしたい、と使いの女性が現れる
そして半ば強引に日本に連れてこられた彼が見たのは癌により先の長くない老齢の元日本軍兵士の矢志田
矢志田はお礼とともにウルヴァリンの再生能力を他者に移植することで、彼に普通に生きて年を重ね死ぬことのできる体にしてあげようと申し出る
矢志田は孫娘に財産を相続させようとしていたが、親族間の争いにより孫娘は命を狙われることになると危惧
ならば自分に呪われた不死の能力を移植しようと考えていた、というお話

生と死、日本という土地と侍道ゆえに「生きることとは~」とか「死ぬこととは~」みたいな深みのあるドラマ重視路線かと思ってたんですが、ね
いざフタを開けてみたらよく分からんうちに矢志田の身内のごたごたに巻き込まれ、そこに異能力やら忍者もしゃしゃり出てきて、ラブホで日本語強要されてブラックジャックに助けられるカオス展開に思わず孫娘に手を出すウルヴァリンさん
結局はやけに身体能力の高いヤクザとの戦闘だけが印象に残る作品でした

いちお最後まで観ればストーリー的に「そういう話だったのね」と理解できますが、逆に言えば最後のネタバレシーンにいきつくまで「なんで戦ってるの?」と思う場面がけっこうあります
そんなストーリーすら、このてのアクション映画特有の話とかどうでもいい扱いのうっすい感じだからたちが悪い
良くも悪くも日本が舞台でエキセントリックなソルジャーたちとのバトルが観られるよ、というだけな一本でしたね

個人的評価:70点
オススメ度:両手で握ると威力を発揮する謎システムの刀ブレードとか素敵です



ウルヴァリン:SAMURAI 予告

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