2014年6月23日月曜日

300 スリーハンドレッド 帝国の進撃 (2014/米)

監督:ノーム・ムロ
出演:サリバン・ステイプルトン / エバ・グリーン / レナ・ヘディ / ハンス・マシソン / ロドリゴ・サントロ / イガル・ノール / カラン・マルベイ / ジャック・オコンネル / デビッド・ウェンハム / アンドリュー・ティアナン / アンドリュー・プレビン

アルテミシア率いるペルシアの大海軍がギリシアに迫っていた
そんな中、アテナイの将であるテミストクレスは少数の海軍を指揮して策をもってこれに挑む

前作は主にレオニダスとスパルタ兵による局地的で小規模な戦闘だったけど、今作では海上という限定空間ながら規模の大きな戦争である部分に力を入れてる感じでした
英雄VSとんでも兵たちというのも悪くはないけど、あるていど数あるもの同士のぶつかり合いは盛り上がる
それでいてちゃんと戦闘シーンでは特徴的なスロー演出も入り、さらに残虐描写も大幅パワーアップで思わず股間をさすりたくなる興奮をおぼえずにいられない

話的には前作でレオニダスがペルシア軍相手に奮闘している同じ時間軸で、海上では今作の主人公であるテミストクレスがアテナイ兵を指揮して海戦を展開していた、という感じ
一騎当千の屈強なスパルタ兵と生きる英雄レオニダスの超絶戦闘とは違い、テミストクレスは寄せ集めの兵たちで策をもってペルシア軍と戦う作りが個人的に好みなものだった
日本人的な思考でいう戦国ものの戦を観ているような、力と力だけじゃない戦略もある戦いが見応えありました

敵役のアルテミシアのキャラも素敵で、その暴力性に引っ張られる感じで作品全体的に残虐描写があふれてました
だけど残念というかなんというか、このアルテミシア以外の今作からのキャラがみんな存在じたい地味すぎる感じがするんですよね
あくまで人対人の戦いがメインで、前作のようなアニマルモンスターもとんでも兵もほぼ出てこないってのも地味さを色濃くしてるかも

画面的にはすごい派手だし、戦闘をふくめ内容も申し分なく盛り上がっておもしろいんだけど、なんか不思議な地味さの残る一本でした

個人的評価:85点
オススメ度:バトルファックも素敵です




300 スリーハンドレッド 帝国の進撃 予告

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