2009年3月6日金曜日

イノセンス (2004/日)

監督:押井守
出演:大塚明夫 / 山寺宏一 / 田中敦子 / 竹中直人 / 大木民夫 / 仲野裕 / 榊原良子 / 武藤寿美


テロを防ぐための組織、公安9課に所属するほぼ全身をサイボーグ化した捜査員バトー
ある日、愛玩用サイボーグの連続暴走事件が発生、これを捜査することになる

今まで未見だったけど攻殻2.0を見たんでせっかくだから視聴
なんというか、もっと前作をイメージしたバトー主役のオリジナル作品化と思ってたんですが、もろに前作の続編でしたね
続編というか後日談というか、番外編というか…
しょうじき前作を見てないと通じないし、見ていたからといってこの作品を一本の映画として作るのはどうなんでしょうかね

なんか難しいセリフ回しをしてはいるけど、要するに暴走サイボーグの犯罪性を証明して、その裏にある原因が分かっただけ
ストーリー的にはかなり薄いんじゃないでしょうか
あとは美術的に素晴らしいのは認めるけど、それを前面に出しすぎると鼻につくだけ
特に今作はエンタテイメント部分で地味な印象が強くて、監督の持つ世界をフィルムに投射しすぎな感が

多少はバカでも大仰でもいいから、もっと娯楽アニメ的な部分がほしかったなあ、と
内容については語るほどのことはなにもないですね
個人的に、こういう全身全霊本気で作ったんだけど客観的な視線で自分の作ったものを見れてない作品はダメダメすぎる
どんなに内容がクソでも作り手がそれを認識してて、俺の限界はこんなもんですがどうですか…というバカ映画は大好きですし楽しめます

高級料亭でお店の自慢の一品がまずかったらボロクソ言うでしょ
でもさびれた食堂で出されたマズイラーメンはボロクソ言わない
そんな感じで

個人的評価:20点
オススメ度:攻殻ファン映画




イノセンス 予告

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